離婚すべきか、このまま続けるべきか。
もしかしたら今この瞬間までも、その問いを何度も何度も頭の中でぐるぐると繰り返して、疲れ果てていないでしょうか。
「別れた方がいい」とわかっている。でも決められない。決めようとすると、やっぱり怖くなる。そしてまた元の場所に戻ってしまう。
そのループから抜け出せなくて、気がついたら何ヶ月も、何年も経っていた——そんな人も少なくないのではないかと思います。事実、わたし自身もそうでした。
この記事は、今まさにその渦の中にいるあなたに向けて書いています。「こうすべき」という答えを押しつけるつもりはありません。ただ、当時同じ境遇にいたわたしが、現在モラハラやDVが理由でパートナーと離婚するかどうかを悩んでいる人たちに向けて、わたしなりに伝えたいことをお話したいと思います。
- 離婚するかどうかの決断は、他の誰かではなく自分自身がすることの大切さとその理由
- 「世間体」「この先の幸せ」への恐れは本物だけど、それが決断を妨げる必要はないということ
- 離婚経験者であるわたしが、決断した今だからこそ言える「あなたの人生の主人公はあなた」の意味
結婚も離婚も経験したわたしが、この記事を書く理由
まずはわたし自身のことを少しだけ。わたしは、モラハラ・DVパートナーとの離婚経験しています。
当時、離婚という決断を下してからどのくらいのときが経ったでしょうか。あの日から今日までの時間は、とてもあっという間でした。それは、後ろを振り返らないよう、必死に前だけを見て突き進んできたからだと思います。
ただ、決断するまでの時間は長かったです。
「もう少し様子を見よう」を何度繰り返したかわからないし、「今が一番しんどいだけで、もしかしたらまたうまくいくようになるかもしれない」と、自分に言い聞かせたては都度後悔した瞬間も数え切れません。
あの頃のわたしは、決断することそのものが怖かったのだと思います。
決めてしまったら、もう後戻りはできない。決めてしまったら、「そのまま続けていたらもしかしてうまくいっていたかもしれない未来」を確かめることができなくなる。
本当にそんな未来がくるかはわかりませんが、その当時はそんな気持ちもあってなかなか踏み切ることができませんでした。
でも今振り返ると、その「決められない期間」は、わたしにとって必要な時間でもありました。何度も何度も考えて、迷ってまた考えてというそのプロセスを経たからこそ、最終的に自分で決断した結果に「これでいいんだ」と思えた。
急がなくていい。今すぐ答えを出さなくていい。ただ、「決めない」と「考えるのをやめる」ことは違います。考えながらも、自分の気持ちをしっかりと見てあげること。それだけは、どうか諦めないでほしいと思います。
離婚するもしないも、決めるのは「あなた」でいい
まず最初に伝えたいこと。それは、「離婚をするもしないも決めるのは自分」ということです。
当たり前のことと思うかもしれませんが、今悩んでいる人たちにとって、この“決める=決断”というのが難しいですよね。すぐに決断できる人は、この記事に辿り着いていないだろうなぁとも思います。
人生の中で大きな決定をするときは、誰でも躊躇してしまうもの。それが離婚となると尚更です。
悩みますよね。なかなか決められないですよね。わかります。
でも、もし決めることが出来なかったら、そのときは決断しなくてもいいんです。今すぐに答えを出す必要はありません。“今すぐに答えを出さないことを決めた”という決断でもいいんです。
大切なのは、あなた自身がその決断をすることです。
「友達が別れた方がいいって言ったから別れよう」「親がもう少し頑張ってみたらと言ったから今別れるのはやめよう」これは、できれば最も避けた方が良い決め方です。
もし別れたあとで「やっぱり別れない方が良かったかもしれない」と思う瞬間があったとき、あなたは絶対に友達のせいにしないでしょうか?もしあと少し頑張ってみたあと「あぁ、あのとき別れておけば良かったかもしれない」と思ったとき、あなたは親のせいにしないと言い切れるでしょうか?
もちろん人の意見を参考にするのは問題ないと思います。ただし、自分で決めたかどうかによって、あなたのその後の人生は大きく変わるのです。
離婚が怖い——その恐れの正体
あなたは“離婚”についてどう思いますか?
・世間体が悪い→周りから変な目で見られるのが嫌だな
・マイナスなイメージがつきそう→別れたあと、幸せになれるのかな
これは、当時のわたしが思っていたことです。そして、この恐れがあったからこそなかなか決断できずにいました。
「会社で仕事がやりづらくなったらどうしよう」「わたしはこの先幸せになれるのだろうか」決断するまで、いや、決断した後でさえこの考えは残っていたと思います。
でも、わたしは今普通に仕事も出来てるし、幸せに暮らしています。
離婚する前はすごく恐かったし、離婚直後もやっぱり恐かったけど、自分次第でなんとでもなるということが分かりました。
「絶対に周りから変な目で見られることはないよ!」「別れたあと、絶対すぐに新しい素敵な人と幸せになれるよ!」とは言えません。中には心無い言葉を投げてくる人もいるかもしれません。影でコソコソ言われるかもしれません。バツがついているということで、あなたから離れる人がいるかもしれません。
でもね、あなたが堂々としていれば、最初は噂の的になったり好奇の目で見られるかもしれないけど、そんなものはすぐに無くなります。バツがついているからといってあなたから離れた人がいたら、そんな人はあなたにふさわしくありません。あなたが凛としていれば、そんなあなたを素敵だなと思う人だって現れます。
本当に恐いのは、決断しないでずっと同じところで悩み続ける人生を送ることだとわたしは思います。
もちろん、離婚した直後は正直しんどかったです。
職場で知られるのが嫌で、しばらくは誰にも言えなかった。「最近どうですか」と聞かれるたびに、「普通ですよ」とだけ答えていました。でも、時間が経つにつれて気づいたことがあります。
それは、思っていたより、誰もわたしのことを見ていない、ということ。
悪い意味ではなく、みんな自分のことに精一杯で、わたしの離婚について深く気にし続ける余裕なんて、そもそも誰にもないということに気がつきました。最初にざわっとしても、時間が経てば忘れる、それが現実です。
あと、これは個人的な感覚ですが「バツイチ」という言葉の重さが、昔より確実に軽くなっていると思います。離婚を経験した人が珍しくない時代になってきた。あなたが感じている「世間体の恐れ」は、実際の世間より、あなた自身の中で大きくなっている可能性があります。
人生の中の大きな決断ですから、怖いのは当然です。ただ、その恐さが「決断しない理由」である必要はないと、わたしは思っています。
あなたの幸せって何ですか?
人は誰しも、自分が選ばなかった道を知ることはできません。
わたしは、“もしあのとき別れていなかったら”という人生を歩むことはできません。それでも、今わたしがあのとき選ばなかった人生を想像してみても、絶対に今の方が幸せだということは分かります。
それは、自分が選んだ道を正解にしてきたからだと思っています。
この道を行くと決めたあと、決して楽な道ではなかったけれど、一度も後悔したことはありません。
悩みの渦中にいる人達にとって、“幸せ”が何かという問いに答えることは容易ではないですよね。わたしも「自分の幸せって何だろう?」と何度も何度も考えました。そして、ようやく思い付いた、というよりも思い出したんです。悩んで決断した今だから分かる自分の幸せは、「明るく楽しく穏やかに暮らすこと」。
そこに気が付いたとき、わたしは自分の人生を生きていないことにも気付いたのです。それまでは、自分を大切にしない人のために大事な人生の時間を使っていたこと。わたしの人生の主人公はわたしです。そして、
あなたの人生の主人公はあなたです。
決断するのはあなたです。あなたが決めて大丈夫なんです。あとは、あなた自身が選んだその道を、精一杯生きるだけです。
最後に、今のあなたに伝えたいことがあります。
今、決断できていないとしても、それはあなたが弱いからじゃない。それだけ真剣に考えているということ。それだけ、自分の人生を大切にしているということです。
モラハラやDVを受け続けた人は、長い時間をかけて自分への自信を削られています。
「わたしなんかが決めていいのか」「どうせわたしには何もできない」「わたしの幸せってなんだろう」と、だんだんと自尊心を削られて、自分で自分がわからないくらいに追い込まれていることも多い。
でもあなたはきっと、本当は優しくて明るくてしっかりと考えられる素敵な人だと思います。
あなたには決める力があります。あなたには選ぶ権利があります。あなたの人生を決めていいのは、あなただけです。
わたしが「決断した今が一番幸せ」と言えるのは、たまたま運が良かったからといったことでなく、自分で決めた道を、自分の足で歩いてきたからだと思います。進んだ先がイバラの道であろうとも、何度転んでも、そのたびに立ち上がってきたからです。
決めることというのは、そう簡単なことではありません。でも、まずはそのための一歩を、あなたのペースで踏み出してみてはどうでしょうか。
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