働き方・生き方

大企業で働くことの意味って何だろう?自分の働き方を考えることの大切さ

2019年もあと少しで終わろうとしている今。私たちは、スマホを触ればすぐに膨大な情報に触れることができる時代を生きています。そこでは自分以外の人の生き方を見ることも可能です。その素晴らしい技術に恩恵を受けながら、一方で、ものすごい速さで変動する世の中に身を置いている自分ついて、私は最近よく考えることがあります。

このまま大企業で働き続けることの意味って何だろう?

私は今、もう一度自分の人生について考えるべき時期に差し掛かっているのだと思います。

大企業への就職

私は、新卒から今までずっと同じ会社に属してきました。そして今も継続中です。四年生の大学を卒業し、多くの人達と同じように就職活動を実施。必死になって就活に励んだ結果、周りから「そこに就職できて良かったよ!いいなぁ」という声をかけてもらえるような、いわゆる“大企業”へ就職することになりました。

福利厚生は申し分なし。給料だって同年代の人より待遇が良い(と思っていた)し、研修制度も整っているから学習機会も多い。そして何より、突然の解雇が無い(今はね)ことの安心感。会社のルールから逸脱さえしなければ、よほどのことが無い限り雇用は守られます。

まだ世の中のことや自分のことについてすらよく分かっていなかった新卒の私にとって、いわゆるその“安定”というものが、とても大切で魅力的に思えていたのだと思います。

Chiru
Chiru
この会社が潰れることは無いだろう。多少経済状況が悪くなったとしても、毎月の給与やボーナスだってちゃんと受け取ることができる。どこで働いても辛い時はあるし、嫌な人もいる。だったらお金をたくさんもらえた方がいい。

そこで働くことの意味

もちろん、これまでに仕事の楽しさややりがいを感じることもたくさんありました。多くの素敵な仲間にも出会えました。そしてもちろん、ある程度の給与をもらえていたからこそ出来た経験もあります。決してがむしゃらに仕事をしてきたこれまでについて、悔やんでいるわけではありません。

みなさんは、「どうして今そこで働いているの?」という問いに、何と答えますか?

働き始めてから7年目頃まで、私はこの問いに対して「お金のため」と答えていました。正確には、“安定して入ってくるお金のため”ですね。そのためなら深夜まで働くことも、無意味な残業も仕方ないと思っていたし、嫌な人と多くの時間を過ごさなければいけないことも耐えるべきと思っていました。

あれから数年、ふとしたことをきっかけに、私は今一度この問いについて考え直してみることにしました。「どうして私は今ここで働いているのか」。まずは、安定して入ってくるお金のために我慢している“嫌だな”と思うことを考えてみました。

  1. 満員電車に揺られて家と会社の往復だけで一日約3時間。支度時間も合わせるともっと。→そこまで時間をかけるほど、今やっている仕事は楽しい?
  2. 自分の仕事は終わっているのに帰りづらい。→定時後に無意味な時間を過ごす残業って意味ある?
  3. 厳しすぎる身だしなみに対するルール。→清潔感があればいいのでは?
  4. 不平不満ばかりを言う上司や先輩達を見て感じる“詰んだ将来”→このままここに居続けて、進む道はそこなの?

これらに対し、考えた私の答え。

❶の答え:今自分がやっている仕事は、そこまで時間をかけるほど楽しいと思えるものでは無い。

❷の答え:自分の仕事は終わっている。他の人の仕事を手伝ってほしいという要望も無い。つまりもうやるべきことは無い。この状況で「まだ頑張っている人がいるから残るべき」という考えは、私には出来ない。そしてこの場合、「残っている人を横目にさっさと帰る人」というのは嫌な顔をされる(顔には出さなくても評価が低くなる)といった風習がまだ残っている。

❸の答え:「髪を染めてないけない」「白い靴下しか許さない」という学生時代の校則のようなルールが残っている大企業はまだまだある。なぜダメなのか、その理由するらはっきり分からない。何も「金髪にしたい!」と言っているわけではなく、「黒い靴下でもいいんじゃない?」と私は思ってしまう。

❹の答え:まだ何も分からなかった新人の頃は、「先輩達はすごいな〜」と思っていた。彼らから学んだこともたくさんある。しかし、自分自身色々な経験をしてきた今、不平不満ばかり言う「それって人としてどうなの?」という人もたくさん目につくようになってきてしまった。しかも上に行けば行くほど。あと数年頑張ったとして、「この人達みたいになりたくない」という人がたくさんいる場所は、私の進みたい道ではない。

私は、“安定してもらえるお金”と“この答え”を天秤にかけて考える必要があります。この答えというのは、つまり“自分の時間と人生の楽しさ”です。大切な自分の時間を、安定してもらえるお金のために消費していくことが大切なことかどうか。嫌だな、変だな、おかしいな、と思っていることを我慢してでも、安定したお金がもらえれば自分の人生が楽しいのかどうか。

今、私の心の中ではしっかりと結論が出ていると思います。

この先の働き方を考える

人生100年時代と言われている現代、私たちはあと何年働かなければいけないの?みんな色々考えますよね。でも、今私はそれをあまり悲観的に捉えてはいません。むしろ、この先の人生を考えるとワクワクしてきます。

「私たちはあと何年働かなければいけないんだろう…」そう考えている人達は、今の働き方に満足していなかったりしませんか?今歩んでいる人生に大きな悩みを抱えていませんか?もしかしたら、少し見方を変えるだけで「私たちはこの先どんな働き方ができるだろう」と前向きに考えることが出来るかもしれません。

私たちは今、ポチッとすれば一瞬にして世界中の情報を得ることが出来ます。世の中には、毎日食べるものさえあれば幸せと感じる人達もいます。大好きな人達と一緒に過ごすことが一番大切なことだと、思い切って仕事を辞めてしまった人達だっています。小さい頃からの夢を諦められなくて、大人になってから挑戦し、たくさん稼げなくても「人生で今が一番幸せ」と素敵な笑顔で話す人達もいます。

自分にとっての幸せな働き方とは何か?

さて、私もそろそろ幸せな生き方の準備に取り掛かるとしますか。

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