モラハラ・DV

あなたを置き去りにする彼や夫。それってもしかしたらモラハラかも?

パートナーを置き去りにする人

彼とデートへ出かけた時、突然彼が不機嫌になって先に帰ってしまったことはありませんか?夫と遠出をした時、いきなり夫が怒り出してその場に置き去りにされたことはないですか?

「置き去り」というのは、モラハラをチェックするための一つの行動かもしれません。いくらデート中に喧嘩をしたからといって、出先で嫌なことがあったからといって、勝手に帰ったり突然いなくなってしまうというのは大人げない行為ですよね。

それを平気でやってしまう彼や夫は、置き去りにされたあなたがどう思うかよりも、自分の気持ちが最優先なのです。

早くこの場から去りたい。一緒にいたくない。

その感情が制御できず、相手のことを考えずにその場からいなくなってしまいます。そしてそれが一度や二度ではなく何度も繰り返されるのならば、あなたのパートナーはもしかしたらモラハラ男(モラ夫)かもしれません。

わたしの経験談

わたし自身、モラ夫と付き合ってから結婚生活までを振り返ってみると、本当に様々な置き去り事件がありました。小さなものから大きなものまで…。そして、その中でも大事件と思われるものがいくつかあります。

今回は、数あるエピソードの中からこんな事件をご紹介したいと思います。

Chiru
Chiru
同じような経験をされた方、これは少し間違えば本当の事件になることもあります。何度も繰り返されるようであれば軽視せず、相手との関係性を今一度見直してみることも必要かもしれません。 

キレたら置き去り…それは突然に

モラハラ・DV男に共通しているかは分かりません。ただ、わたしの場合この「置き去り」というのはかなり多かったように思います。そして、それは本当に突然起こるのです。

例えば、2人で車に乗って映画館へ行こうとしたある日。途中ファーストフードのドライブスルーでハンバーガーを買ったりと、運転しているモラ夫もある時までは楽しそうでした。ただ、車中でちょっとしたことから言い合いに発展。

いつものごとく大きな声で暴言を発し、どんどんヒートアップしていくモラ夫。その日もすぐに収まることはなく、彼は突然わたしにある2択を迫ってきました。

モラ夫
モラ夫
(1)このまま家に帰ってお前を下ろしてから俺一人で映画を見に行く。(2)このままお前の実家に行ってお前を下ろしてから俺一人で映画を見に行く。どっちか選べ!

この時、ちょうどわたしの実家近くを通っているところだったんですね。それにしてもこの2択、どっちを選んでも「俺一人で映画を見に行く」しかないという、相手に100%良いような結果になります。苦笑

結局わたしは(2)を選択し、車内で食べるはずだったハンバーガーを持って実家の前で車を降りました。もちろん、そのあと車はすごい勢いで走り去っていきましたよ。笑

これと同じようなことは数え切れないほどありました。ある時はパン屋さんへ行く途中、ある時はホームセンターへ行く途中・・・モラ夫は、キレるとその日の予定は全て白紙にして、わたしを置いて一人でどこかへ行ってしまうという習性の持ち主でした…!

ただ、これはあまりにも日常的すぎたので、モラハラだ!!とは思っていませんでした。わたしがこれはアウトだと感じたのはここから先のお話。

大事件1:奥さん!冬山で置き去りにされてますよ!!

モラ夫は多趣味の人間でしたが、その中でも登山に力を入れていました。それは、約3,000m級の山々を登るという割と本格的なもの。結婚してからはわたしも彼と共に数カ所の山に挑戦し、はじめのうちは山を楽しんでいました。

ある冬の日、日帰り登山に向かった私たち。往路は特に大きなトラブルも無く、頂上付近の山小屋へ到着。しかし思った以上に風と雪がすごく、頂上アタックは断念して下山することにしたのです。下山し始めて周りの雪も薄くなってきた頃、それは起こりました…。

この日もモラ夫が放った心無い一言にわたしが反論したことがきっかけとなり、彼が突然キレて暴走・・・そのままわたしを置いて単独猛スピード下山したのです。

Chiru
Chiru
ちょっと待って!わたし道分からないよ!!

慌てて追いかけるも、山に不慣れなわたしはゆっくりとしか歩けず。いつの間にか彼の姿は見えなくなっていました。

Chiru
Chiru
あ、これはやばいやつや…遭難だけは避けたい。。どうにかして一人で下山しないと…

さすがに命の危険を感じました。途中、訓練をしていた山岳救助隊に正しい道を確認し(偶然彼らを見かけた時の安堵感といったらもう…)、自分のコンパスでも方向を確認したりと必死に来た道を探しました。ちなみにわたしは極度の方向音痴wそしてこの時冬山は初体験でした…悲劇!!

どれだけ歩いても先を見渡しても、彼の姿はありません。わたし以外誰もいない。こんな天気の時に来る人も少ないのでしょう…と、その日は風が強いことを忘れていました。突然立っていられないほどの強風にあおられ、かぶっていた帽子が飛ばされ数百メートルの崖下へ!必死で足元の岩にしがみつきました。今思い出しても怖いですね。。

結果、わたしはなんとか無事帰還。と、そこにはモラ夫がいました。もちろん「大丈夫?」なんて言葉もなく、ボソッと「おせぇよ」だけでしたね…

教訓1:登山の際は、一人でも生き残れる知識と装備を持って行くべし。・・・いや、それもあるかもしれないけど、まずは置き去りにするような人とは山に行かないこと!

いや〜本当に無事で良かった…。一歩間違えれば遭難してました。

大事件2:奥さん!異国の地で置き去りにされてますよ!!

学生の頃にホームステイをした経験もあってか、わたしは昔から海外へ行くことが好きです。結婚してからも、同じく旅行が好きだというモラ夫と数回海外旅行をする機会がありました。

二人とも初めて訪れる国へ旅をした時。そこで事件は起こりました…

ツアーなどを利用せず個人旅行で手配した為、いつどこへ行くか、何をするかは全て自分たちで決めます。彼はほぼ英語が話せないので、現地でのやり取りも基本はわたしの担当。彼は「〇〇がしたいと言ってくれ」「〇〇は無いか聞いてくれ」と、わたしに指示を出すのみです。

とある町で買い物をしていた時、ふと気になったことがあって彼に聞いてみたんです。すると…

突然の激怒!(もう沸点が分からなさすぎるw)繁華街の道端で怒鳴り始めたモラ夫は、そのままわたしを置いて猛スピードで去っていきました。

Chiru
Chiru
ちょっと待って!どこ行くの!!

人の多さですぐに彼を見失ったわたしは、「さてどうしたもんか?」と立ち止まり、ふと気が付きました・・・

Chiru
Chiru
ココドコ?ホテルドコ??

モラ夫を追いかけて走り回っていたら、道に迷ってしまったのです…焦りました。幸いポケットwifiを持っていたので、Google mapを頼りになんとか無事ホテルへ帰還。

モラ夫はすでにホテルの部屋へ戻っていました。もちろん「大丈夫?」なんて言葉もなく(期待もしなくなっていたけどもw)、まだまだ怒りが収まっていない様子でした。

※その後バトルが発生したことは言うまでもありません・・・

教訓2:海外旅行の際は、一人でも楽しめるようプランを立てるべし。むしろひとり旅万歳!

方向音痴の人!ポケットwifiあればどこでもスマホが使えます!Google先生に聞けば大抵のことはなんとかなります!!ぜひご準備を!

まとめ

自分の身は自分で守る!そのため、あまり知らない土地でも自分の力でなんとかできるよう、知識や情報を蓄えておくことは大切ですね。パートナーがあなたを置き去りにする傾向がある場合、自分のことを守れるのは自分しかいません。

今回お話ししたように、登山であれば装備をしっかり整え、あらかじめ山について勉強しておく。海外旅行であっても準備をしっかり行い、事前にその国や土地について情報を収集しておく。これはわたしの場合ですが、ここまで大きな事件ではなくても、日頃から道順を把握したり出先の情報を知識として持っておくことは、決してムダではないと思います。

それより何より!

パートナーを置き去りにするような人とは一緒に出かけない!!

これに尽きます。

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