モラハラ・DV

パートナーの言動、これってDV? 種類と具体例をモラハラ経験者が解説【チェックリスト】

もしこれを読んでいるあなたが、パートナーとの関係に「あれ?」と思うことがあったら。

「これってDV……なのかな」と思いながら、でも確信が持てなくて、誰にも相談できないまま日々をすごしていたら。

もしかしたらそれは、DV(ドメスティックバイオレンス)に当てはまるかもしれません。

DVというと、殴る・蹴るといった激しい暴力のイメージが強いように感じます。わたしも当時は「まさか自分がDVを受けているなんて」と思っていました。

でもこのチェックリストを見たとき、はじめて「これは暴力なんだ」と気づくことができました。

あなたが今感じている「なんかおかしい気がする」という感覚は、きっと正しい。まず、事実を一緒に確認してみませんか。

  • DVには身体的暴力だけでなく、精神的・経済的・社会的・性的暴力の5種類があり、それぞれ具体的にどんな言動が当てはまるのか
  • 「これくらいはまだ大丈夫」「ケンカの延長だから」と思いがちな行為が、なぜDVのサインになるのか
  • チェックリストに当てはまるものがあったとき、「別れる・別れない」より先にできる、たったひとつのこと

DVって、そもそも何?

morahara_0005_01

DV(ドメスティックバイオレンス)とは、親密な関係にあるパートナーからの暴力や支配のことを指します。日本では「配偶者暴力防止法(DV防止法)」という法律でも定義されており、決して「個人的なケンカ」や「家庭の問題」で済まされるものではありません。

「DVは夫婦間だけの話でしょ?」と思う方もいるかもしれませんが、法律上は婚姻関係のない交際相手からの暴力も対象になっています。つまり、彼氏・彼女からの暴力も、DVです。

また、DVには必ずと言っていいほど「支配と服従」の関係があります。暴力を使って相手をコントロールしようとすること、相手に「逃げられない」と思わせること——それがDVの本質です。

「自分が悪いから怒らせてしまった」「相手も反省してくれているから大丈夫」——こういった考えが浮かんでいるなら、それ自体がすでにコントロールされているサインかもしれません。

まず、以下のチェックリストで事実を確認してみてください。

DVにはこのような種類があると言われています

morahara_0005_02

●身体的暴力

殴る、蹴るはもちろんアウト。叩くという行為もNGです。

「一発だけだから…」「そんなに痛くなかったし…」と思っているあなた。よくドラマなどで見るような激しい暴力でなくても、突き飛ばしたりすることだって身体的暴力に当てはまるんです。

「これくらいはまだ大丈夫」なんて思わないで。

「ちょっと突き飛ばされただけだから大丈夫!まだ殴られたわけじゃないし。」「一発殴られただけだから大丈夫!一発だけだし。」「勢いで首絞められただけだから大丈夫!まだ生きてるし。」・・・

身体的暴力はだんだんエスカレートする可能性が高いです。よく考えてみてください。もし当りどころが悪かったりしたら、最悪の事態になる可能性もあるんです…

●精神的暴力

一般的に、この部類のDVがモラハラ(モラルハラスメント )と言われています。

怒鳴られたり脅したりされれば、相手に恐怖を覚えますよね。これはたとえケンカの延長線であったとしてもNGだと思います。人格を否定するようなことを言ったり、バカにしたりすることも、もちろん精神的暴力です。

あなたが大切にしているものをわざと壊したり、物を投げたりして威嚇するのもアウト。自分が大切にしているものを壊されるって、ものすごいダメージが大きいのです。

そして見逃しがちなのが、無視をし続けたり、「死んでやる!」と言って自殺をほのめかしたりすること。「死」をチラつかせて相手を支配することも、相手の気持ちを考えての行動ではないですよね。

そして、無視は無言の暴力です。

モラハラは本当にたちが悪いと思います。瀕死になるまで気が付かないパターンも多いので、なるべくなら早めに気が付きたいもの。

Chiru
Chiru
わかります、渦中にいるとなかなか気が付けないんですよね・・・
パートナーの言葉の暴力に気づかない理由——言葉によるダメージはじわじわ蓄積する【モラハラ体験談】「性格悪いよな」「何回言えばわかるんだ」「なんで結婚したんだろ」 パートナーからそんな言葉を受けても、「嫌なことを言う人だな」とは思っ...

●経済的暴力

例えば、夫が働いていて妻が専業主婦である場合。毎月夫から生活費をもらって、家計のやりくりをしていたとします。このような関係のとき、夫が意図的に生活費を渡さないことは、経済的暴力に当たるとされています。

婚姻関係にある場合、経済的なことは夫婦ふたりでなんとかしていくもの。

もちろん家庭の経済状況は様々ですが、意図的にどちらか一方にだけ責任を押し付けたり負担を強いたりするのは、ちょっと違うのではないでしょうか。

●社会的暴力

あなたのパートナーは、あなたが友達と遊びに行くことを快く送り出してくれますか?実家に帰ることを制限することはありませんか?

社会との繋がりを断ち、徐々にあなたを“パートナーとあなたの2人だけの世界”に閉じ込めることも、DVのひとつなんです。あなたはパートナー以外の世界を持っていても良いのです。

●性的暴力

あなたのパートナーは、きちんとあなたの気持ちを考えてくれていますか?嫌なことを嫌だと言ったとき、しっかり聞いてくれますか?

好きで一緒にいるパートナーです。あなたが嫌だと言うことを強要するのであれば、それもDVなんです。本当にあなたのことを大切に思っている相手であれば、絶対にあなたが嫌がることはしないはず。

これについてはなかなか人に相談できる内容ではないですよね…でも、大切なのは他でもない、あなたの心と身体です。特にこの暴力の場合、傷つくのは圧倒的に女性の方なんです。

ひとつ、正直に言わせてください。

わたし自身、この5種類を知ったとき、「これって暴力なんだ」と初めて気がつきました。渦中にいるときって、不思議なくらい自分のことが客観的に見えないんですよね。

「怒らせてしまったのはわたしのせいかもしれない」「こんなことで悩んでいるわたしが大げさなのかも」——そうやって自分の感覚を疑いながら、ずっとそこにいた気がします。

とくに精神的な暴力は、じわじわと、でも確実に心を削ってきます。

傷が見えないから、自分でも気づきにくい。周りにも説明しにくい。だから「これくらいは普通のことかな」と思ったまま、どんどん深みにハマっていくことがある。

でも、あなたが今「なんかおかしい気がする」と感じているなら、その感覚はたぶん正しいんです。

もしこの中に当てはまることがあったら

一度、少しだけでもいいのでパートナーとの関係を見つめ直してみてください。「別れる」「別れない」ではなく、まずは今起きているその事実をしっかり見てみること。

Chiru
Chiru
どんな理由があれ、ダメなものはダメなんです。

わたしも当時、このようなチェックリストを見て「そうか…これは“暴力”なんだ」と自分の中ではっきりさせることができました。

モヤモヤとしていた時は対応策すら見出せなかったので、ただただ苦しかったです。

まずは現状をしっかり見つめて。あなたが直面している問題は、ドメスティックバイオレンスではありませんか?

チェックリストで当てはまったら、どうすればいい?

もし当てはまるものがあっても、すぐに「どうにかしなきゃ」と焦らなくていいんです。

「別れる」とか「逃げる」とか、そんな大きな決断は今すぐしなくていい。ただ、「これは暴力かもしれない」と、自分の中でちゃんと認識すること。それだけで、少しだけ景色が変わることがあります。わたしもそうでした。

ひとりで抱えているのがつらくなったら、誰かに話してみてください。信頼できる友人でも、家族でも。もし身近にそういう人がいないと感じているなら、電話相談という選択肢もあります。「DVかどうかわからない」という段階でも、話を聞いてもらえる場所があります。

【無料】DVやモラハラの悩み相談ならまずはこちら!電話一本で話を聞いてくれる場所を教えます DV=ドメスティックバイオレンスの被害者は年々増えているといわれています。DVだと認識していない潜在的な事例も含めると、その数は...

それも難しかったら、まずはこのサイトの問い合わせから、思っていること・感じていることをそのまま取り留めもなく書いてみたりしても大丈夫です。

気持ちを抑え込むのではなく、少しだけ吐き出してみると、もしかしたら自分の中の内科が変わるかもしれません。

あなたが今感じている「なんかちがう」という気持ち、どうか大切にしてください。

人気ブログランキング
人気ブログランキングに参加中です。いつも応援クリックありがとうございます。