モラハラ・DV

モラハラ夫への怒りにアンガーマネジメントは効くのか——実践した結果と正直な感想

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悩める人
悩める人
夫からのモラハラに対抗しようとしているうちに、自分自身がどんどん怒りっぽい性格になっていってるんです。あまりにひどいことを言われると、自分が手を出してしまいそうで…モラハラ夫に対する怒りを収めることはできるのでしょうか?

今回はこんな悩みについてお話していきましょう。

元々温厚で優しく平和主義、なるべくケンカは避けたいと思って生きてきた人でもパートナーがモラハラ・DVタイプの場合、だんだんと自分自身のパーソナリティが変わってくることがあります。

  • モラハラ夫に負けないように口調が強くなる
  • 自分や子供を守るために強くなろうとして攻撃的になる

相手から自分を守るため、知らず知らずのうちに怒りやすく攻撃的な性格になってしまう。

怒りっぽいパートナーのことがイヤだと思っているのに、自分が同じようなタイプの人間になっているようで怖い。

モラハラ・DVパートナーを持つ人の中にはこのような悩みを抱えている人が多くいます。

そこで気になるのが「この怒りはコントロールすることができるのだろうか?」という疑問です。

結論からお伝えすると、

アンガーマネジメントと呼ばれる怒りのコントロール方法ですが、モラハラ・DVパートナーに対しての効果は人によります。

そんなのは答えになっていない!と言われてしまうかもしれませんが、

  • どのような状況、人に対して効果が出やすいか
  • どのような状況、人に対して効果が出にくいか

これらを知っていれば、アンガーマネジメントを試すかどうかの指標にはなると思います。

Chiru
Chiru
実際にわたしも多くの本を読み、有識者の話を聞き、モラハラパートナー相手にアンガーマネジメントを実践してきました。

わたしの場合は残念ながら効果が出なかったパターンでしたが、実際に試してみて「この相手には使えない・効果がない」と分かっただけで儲けもの。

さっそく見ていきましょう。

  • アンガーマネジメントとは何か、そしてモラハラ・DV夫を相手にした場合に効果が出やすい状況・出にくい状況
  • 実際に試してみた4つの方法と、それぞれがうまくいかなかった理由の体験談
  • 怒りっぽくなってしまった自分を責めなくていい理由と、今できる最初の一歩

アンガーマネジメントとは?

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元々アメリカで開発された感情のコントロール方法であり、ドメスティックバイオレンスやパワハラ、モラハラなど他者を攻撃してしまう人の怒りをコントロールするためのプログラムでした。

その後教育関連ではいじめの防止策として、医療の世界ではカウンセリングのひとつとして用いられてきたようです。

つまり、本来はあなたが今悩んでいるパートナーが実践すべき怒りのコントロール方法なのです。

とはいえ、恐らくこの記事を読んでいるあなたのパートナーはそう簡単に「分かった。アンガーマネジメントとやらを試してみるよ!」なんてことは言わないはず。

そのため、あくまでも今回は

モラハラ・DVパートナーによって怒りっぽく変わってしまったあなたがアンガーマネジメントを実践して効果が出るか否か

についてが論点となります。

アンガーマネジメントの方法・やり方は?

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アンガーマネジメントに関する書籍はたくさんあり、そこには細かい方法などが書かれているものもあります。

子供に対する怒りのコントロール方法や、学校・職場などでの怒りについて記されているものが多い中、わたしが読んだ本の中でわかりやすいなと思ったのがこちら。


家庭内の怒りについても使える内容が多かったので、より自分の状況に合っていたという理由です。

今回は本の内容と、その他有識者の情報からすぐに試せそうなものを4つほどご紹介します。

①イラッとしたら6秒数える

怒りの感情というのは、実はそう長く続かないようです。

どんなに腹が立ったとしても、人間ずっと怒り続けることはできないんだとか。

そして怒りの頂点はなんと怒ってから6秒後

つまり、カッとなってから「1、2、3、4、5、6」と6秒数えれば、怒りに任せて我を忘れるような攻撃的言動は避けられるということ。

②怒りがわいてきたらセリフを唱える

怒っている状態で何かを口走れば、たいていの場合あとから後悔することになります。

そこで、怒りがわいてきたときに毎回唱えるセリフをつくっておくようにします。

Chiru
Chiru
わたしの場合は「たこ焼きを食べる、たこ焼きを食べる」にしていました。(たこ焼きが大好きなので、好きな食べ物に意識をそらす作戦です)

怒りの対象になる相手とはまったく関係のない言葉、セリフを考えておくと良さそうです。

またこの場合もちろん口に出してもいいですが、難しければ心の中で唱えるだけでも効果は出るんだとか。

③カッとなったら体に働きかける

怒りというのは、何かしらトリガー(怒りを発生させる原因のようなもの)があるはずです。つまり、その何かに脳が反応してしまっているということ。

この反応を変えるにはある程度の訓練が必要です。

そこで、カッとなったり怒りがわいてきたら毎回あることをすると決めましょう。

Chiru
Chiru
わたしの場合、カッとなったら手首をさする、ということを習慣化していました。

そうすることにより、怒りの反応がだんだんと遮断されるようになるという人間の仕組みにアプローチする方法です。

④怒りそうになったら戦線離脱する

これは怒り自体を抑えるというよりも、怒りによって衝動的なアクションをしないための方法です。

怒りの原因となっているものと物理的に距離を取るということ。

カッとなったとき、家の中であれば部屋を出る、外出先であれば「ちょっとトイレ」等、相手と離れるようにしましょう。

アンガーマネジメントを実践した効果

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冒頭でもお話したように、わたしの場合いくつかの方法はうまくいくこともありましたが、結果的にみると期待するほどの効果は出なかったようです。

状況や相手の性質などにもよるため一概にはいえませんが、あくまでもわたし個人の経験談として、アンガーマネジメントを実践した結果についてご紹介します。

怒りを収める猶予を与えられない

Chiru
Chiru
なんでいつもわたしのせいになるの?(あ、これはまずい状況だ)6秒数えよう。1、2、3…

アンガーマネジメントのひとつの手法、6秒ルールをトライしてみるも、だいたい6秒数える暇もなく相手から追撃がきてしまう。

Chiru
Chiru
だめだ、感情がコントロールできない…「たこ焼きを食べる」、手首をさする…

決めておいたセリフを唱えようとしたり行動を実践しようとしても、相手から追いかけ回されてはそんな悠長なこともしていられず。

モラハラ夫が激昂型である場合、DV夫で身体的に危険がある状況などにおいて、この方法は難しいと感じました。

逃げられる状況にない

相手がすべての退路を絶ってくるようなタイプの場合、なかなか物理的距離を取ることも難しいです。

「逃げるなよ」

「今逃げたらどうなるか分かってるな」

こんなセリフを吐かれると、物理的距離を取ること自体が危険な選択なのではと思ってしまいます。

そして相手の言葉にまんまと乗せられ、「逃げないよ!」なんて言ってしまうんです。(わたしだけでしょうか)

相手が沈黙型だと一部効果あり

無視をされたり相手がどこかに閉じこもったりしているような状況においては、アンガーマネジメントが効果を発揮する場面もありました。

  • 相手が暴言を吐いて部屋に閉じこもった→6秒ルールで自分を落ち着かせる
  • 相手がモノを壊して出て行った→決めておいたセリフを唱えて冷静になる

相手が激昂したあと沈黙に徹するような状況では、物理的距離も取りやすいです。

アンガーマネジメントのおすすめ度は人による

モラハラ・DV夫の怒りに対抗しよう、自分を守るために強くならなきゃ。

そう思っていつしか怒りっぽく攻撃的な人間になってしまった。

このような場合、アンガーマネジメントが効果を発揮する場面もあるかもしれませんが、状況によってはなかなかうまくいかないこともあるでしょう。

まずは自分の心の状態を理解することが優先かもしれません。

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アンガーマネジメント自体、試してみることで損はしないはずです。しかしモラハラ・DV夫を相手にしている場合は、状況をよく見極めて使っていく必要があることも事実。

本当のあなたは明るく優しく、怒鳴ったりするような人ではないんじゃないでしょうか。

あなたの本来の姿を取り戻すため、まずはできることからトライしてみてください。

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そして、怒りっぽくなってしまった自分のことを、くれぐれも責めないでほしいのです。

元々は穏やかで、ケンカを避けたくて、なるべく丸く収めようとしてきた人が、毎日怒鳴られ、責められ、傷つけられ続けたら——誰でも変わります。それはあなたが弱いからでも、性格が悪くなったからでもありません。

わたし自身も、モラハラ関係の中で自分が変わっていくのを感じていました。「こんな人間じゃなかったのに」と何度も思いました。でも今は、あの状況に置かれていたら誰でもそうなるということを実感しています。

アンガーマネジメントがうまくいかなくても、それもあなたのせいじゃありません。本来、あなたが怒りをコントロールしなければいけない状況自体がおかしいのだから。

それでも、自分の怒りと向き合おうとしているあなたは、それだけで十分すごいと思います。本来のあなたは、きっとまだそこにいます。

少しでも早く、穏やかに笑って過ごせる日が訪れますように。

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