「ケンカをすると、なぜかいつも最後は自分が悪いことになっている」
「不満を伝えようとしたのに、気づけば自分が謝っている」
そんな経験が繰り返されているなら、それはただの性格の不一致ではないかもしれません。
モラハラという言葉は知っていても、「これがそうなのかどうか」がわからなくて、ずっと一人で抱え込んでいる人がたくさんいます。
わたしもそうでした。最初は「ちょっと怒りっぽい人なんだな」くらいにしか思っていなかった。でも気づいたときには、もう深いところまで引きずり込まれていました。
この記事では、わたし自身の体験をもとに、モラハラの入口にある「小さな違和感」について話したいと思います。
- モラハラとは何か、そしてそれが「ケンカが多い」「怒りっぽい」といった言葉では片付けられない理由
- 不満を伝えようとするたびになぜか自分が悪者になってしまう、モラハラ特有の会話パターンの実態
- 「なんかおかしい」という小さな違和感こそがモラハラに気づく最初のサインである理由
モラルハラスメントって?
この記事を読んでくださっているあなたは、モラハラという言葉をご存知でしょうか?もしかしたらそのワードを調べている途中でここにたどり着いたかもしれないですね。
わたし自身、モラハラについてなんとなくは知っていたものの、正直数年前までは「モラハラってどこから?」というレベルでした。
モラルハラスメントとは
モラルハラスメント(通称:モラハラ)とは、一般的に肉体的なことではなく、言葉や態度で相手に対して嫌がらせをし、いじめることであると言われています。様々な呼ばれ方もありますが、現在はこの呼び方が定着しつつあるでしょう。
何かがおかしい・・・と感じたら
わたしが気付き始めたのは、本当に些細な違和感からでした。
付き合っている時も結婚してからも、なにかとケンカが多かった私たち。ただ、ケンカなんてどこのカップルも夫婦も普通にすること。
中には一度もケンカをしたことがない、という方もいるかもしれませんが、わたし個人としてはケンカをするというその行為自体は悪いことではないと思っています。
ちなみにわたしはどちらかというと平和主義者。できることならケンカなんかしたくないです。
大抵の人は「ケンカをしてやろう!」と思ってするのではなく、どちらかに不満がある時、それを伝えたことがきっかけになって、ケンカへと発展することが多いように感じます。
パートナーとケンカをしているうちに、「あれ?自分でもよくわからないけれど、何かがおかしい…」そう思ったのなら。それは大切なサインかもしれません。
わたしの経験談…とある日のケンカで起こったこと
わたしが違和感を感じたきっかけの一つに、パートナーとケンカが発生した時の会話があります。ここで、その会話の一部をご紹介したいと思います。
「だってお前の話はつまらないんだもん」
※実際はもう少し不毛な言い争いが続いていましたが、本記事では割愛いたします。
なぜか最後には自分が悪くなるという不思議なパターン
お気づきでしょうか?
最初はわたしがモラ夫に対する不満を持っていたので、少しでも解消したいなと思ってそれを伝えました。ただ、途中からなぜかわたしが彼を怒らせたことになり、最終的にはわたしが悪いということで終了しています。
これはたまたまではなく、気付くと毎回このような結果になっていたのです。こちらの不満は解消されないまま宙ぶらりん。むしろさらに嫌な気持ちになる始末。
はじめのうちはただ単に、「あぁ、この人は怒りっぽい性格なんだな。」くらいにしか思っていませんでした。(結果、そんなかわいいものではなかったですが…)
そしてこれから先、幾度となくこのパターンは繰り返され、だんだんと気づいていったのです。
もしかしてこれは、モラハラってやつのはじまり・・・?
モラハラの会話に共通する3つのパターン
先ほどの会話のやり取り、あなたはどう感じましたか?
「わかる、うちも同じ」と思った方、その感覚はとても大切です。
モラハラパートナーとのケンカには、実はよく見られる共通のパターンがあります。
①話の論点がすり替わる
こちらが伝えたかったこととまったく違う方向に話が進み、気づけばこちらが責める側にされている。
先ほどの会話でいえば、「もう少し話を聞いてほしい」という不満が、いつの間にか「俺を責めている」という話になっていました。
②感情をコントロールされる
「お前が俺を怒らせるからだろ」という言葉が典型的です。
自分が怒っているのに、その怒りの責任をこちらに押しつける。これを繰り返されると、だんだんと「自分が何かをするとパートナーが怒る」という思い込みができあがっていきます。
③指摘すること自体を封じられる
不満を伝えようとするたびに大ごとになるため、やがて「言わないほうが平和だ」と思うようになる。これが続くと、自分の気持ちを伝えることへの恐怖感に変わっていきます。
これらはどれも、一度起きただけでは判断が難しいです。
でも何度も繰り返されるなら、それはもう「性格」や「その日の機嫌」では説明がつかないかもしれません。
さいごに:違和感を感じているあなたへ
もしあなたがパートナーに対して違和感を覚えたら。ケンカをすると毎回同じパターンで、なぜかいつもあなたが悪いことになっていたら。そして、そのことに対してあなたが辛い思いをしているのなら。
一度「モラハラ」について考えてみてください。
必ずしも当てはまるわけではないかもしれませんが、その違和感に気付くということが、何かあなたの役に立つかもしれません。
「モラハラかどうか」を判断することは、実はとても難しいです。
なぜなら、モラハラには明確な線引きがなく、置かれている状況や関係性によって見え方が変わるから。そして渦中にいる人ほど、自分の感覚が正しいかどうかわからなくなっているから。
わたし自身、長い間「これが普通のケンカなのか、それともおかしいのか」がわかりませんでした。
でも今ならはっきり言えます。
不満を伝えるたびに自分が傷つく関係は、普通ではありません。
ケンカのたびに謝るのがこちらばかりという関係は、普通ではありません。
相手の顔色をうかがいながら言葉を選んで話す毎日は、普通ではありません。
あなたが感じている「なんかおかしい」という感覚は、弱さでも被害妄想でもなく、あなたの心が必死に発しているSOSのサインです。
まずはその違和感を、打ち消さないでください。
誰かに話せる環境があれば、信頼できる友人や家族に話してみてください。もし周りに話せる人がいなければ、各市区町村の相談窓口や、DVに関する無料相談サービスを利用することもできます。
一人で抱え込まなくていいです。
あなたの違和感は、正しいかもしれない。
その可能性を、どうか信じてあげてください。
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