モラハラパートナーを持つ人たちの多くが言われた経験があるであろうこの言葉。
「出ていけ」
これを言われたとき、あなたはどうしますか?出て行く?出て行かない?
子供がいるいない、仕事があるないと状況によって対処方法は変わると思いますが、どうすべきか悩んでいる人たちに向けて、考えるべきポイントについて話をしてみようと思います。
- モラハラ・DVパートナーから「出ていけ」と言われた時、出て行くべきか留まるべきかの判断基準
- 一度出て行くことで起こりうるリスク(鍵の交換・荷物の破損・離婚事由への影響など)
- 身の危険がある場合とない場合で、対応がどう変わるのかという具体的な考え方
「出ていけ」と声を荒立てるパートナー
このブログに足を運んでくれた方は、過去や現在、DV・モラハラに悩んでいる人が多いでしょう。そして、そんな皆さんがきっと一度は「出ていけ」と言われた経験しているのではないでしょうか。なぜなら、これはDV・モラハラパートナーの常套句だからです。
緊張期にイライラした態度で発せられる「そんなに嫌なら出ていけば?」というバージョンや、爆発期に大声で「出て行けー!」と怒鳴られるバージョン等。
パターンは様々ですが、DV・モラハラパートナーは彼らの思うようにいかないとすぐに相手を出て行かせたくなるようです。もちろん、中には自分で勝手に出て行ってしまうパターンもありますよね。
今回は、なぜ彼らがこんな行動を取ってしまうかについてはお話しません。あくまでもDV・モラハラパートナーから出ていけと言われた、しかし、出て行くべきか行かないべきか対応に困る、という方たちへ向けてのお話です。
対応パターンA:出て行く
わたしが出て行くべきと考える場合は次のようなときです。
- DV・モラハラパートナーと別れてもいい。もしくは別れたい
- 自分や子供の身に危険を感じるとき
まず、自分や子供たちの身に危険を感じたとき。相手の顔が般若のようになり、「出ていけー!」と大声で怒鳴りながら迫ってきた場合は、すぐに逃げてください。DVパートナーであれば尚更です。自分や子供たちに危害を加えられそうになったら、まずは身の安全を確保することが最優先です。
それ以外の場合、この時点でパートナーと「別れてもいい」「別れたい」と思っているのであれば、家を出ても良いと思います。ただし、いくら相手が出て行けと言ったから出て行ったのだとしても、自分の意思で出て行ったことになります。
そのため、パートナーが出て行ったことに腹を立てた相手は、あなたの帰宅を全力で拒む可能性もあるのです。つまり、一度出てしまった場合、すぐに帰れなくなる可能性もあるということ。
家に入らせてもらえない、鍵を変えられた、とかね。そんな可能性も考慮して、出て行く必要があるんです。(※身の危険を感じる緊急時を除く)
あなたから出て行き、家にも帰れない日々が長く続いたとしましょう。
それが数ヶ月〜数年にも渡った場合、DV・モラハラパートナーはそれを理由に離婚を請求してくる可能性があります。離婚事由として、別居期間が長く続くと、夫婦関係が破綻しているとみなされることもあるんです。(※具体的な期間や状況などは一概には言えないため、ここでは割愛します。)
もちろん、家を出ている間の相手の行動はわかりません。怒り狂った相手があなたの大切なものを壊したりしている可能性も考えられます。通帳や印鑑など、悪用されたら困るものは必ず持って出て行きましょう。
一度出て行ったら、二度と戻らない、または戻ることが出来ないという場合も考えておくことが必要です。
出て行くパターンを検討している場合は、こちらも参考にしてみてください。
対応パターンB:出て行かない
逆に、わたしが出て行かないと考えるのは次のようなときです。
- DV・モラハラパートナーと別れたくない。関係を続けたい
- 自分や子供の身に危険はないと判断
身の危険は無さそう。このまま相手の怒りが収まるのを待つまでやり過ごせるだろう。そして、DV・モラハラパートナーと別れたくないのならば、家に留まることを選択することもできます。(何度も言っていますが、自身や子供たちの身に危険が及ぶ時は例外です)
なぜ出て行かないパターンについてもお話するか。客観的に見て、DV・モラハラパートナーから出て行け!なんて言われたら、出て行った方がいいに決まってる!と思う方もいるでしょう。でも、渦中にいる人はそんな簡単に出て行けない人も多いんです。わたし自身がそうだったように。
それは、「出て行くことで、さらに相手を怒らせないか?」「出て行って戻ってきたとき、さらに酷い状況にならないか?」「出て行った後、離婚になるかもしれない」と考え出すと、簡単に行動には移せない状態に陥っているからです。これまでの関係性が大きく影響してくるので、踏ん切りがつかないんですよね。
そしてもし家を出て、上記でお話したように万が一戻れなくなってしまった場合、妻が自主的に家を出て行ったと見なされ、裁判で不利になる可能性もあります。別居期間が長い=夫婦関係を続ける努力をしなかったと見られてしまう場合も。
この時点で別れてもいい!と覚悟を決められた人は良いと思いますが、まだ難しい人は少し落ち着いて考える必要がありそうです。
わたし自身が経験したこと
わたしは元パートナーが怒り狂って「出て行けー!」と怒鳴ったとき、何度かそのまま家を出たこともありました。もちろん貴重品は持参して。
その後鍵を変えられたりしたことは無かっため家には入れたけれど、わたしの私物はグチャグチャになっていたりしました。
そのときはまだ離婚の決心がついていなかった時期でもあったので、精神的なショックを受けてはまた日々の生活に戻るという悪循環を過ごしておりました。お子さんがいたり、ご自身の仕事状況によって対応方法は様々かと思います。あくまでも、一個人の意見として聞いていただけたら幸いです。
どちらのパターンを選ぶにしても、共通して伝えたいことがあります。
それは、「出ていけ」という言葉を繰り返し言われているなら、モラハラの典型的なサインのひとつがすでに提示されているということ。
一度言われたことがあるという程度ではなく、何度も繰り返されているなら、その関係が「普通ではない」ことをどこかで認識しておいてほしいのです。
出て行くか留まるかという判断は、あなたの状況に合わせて決めることができます。
でも、「この状況がおかしい」という感覚だけは手放さないでいてほしいと思います。その感覚がある限り、あなたは自分を守る方向に動いていける。
なかなか家を出ることも難しい状況下での判断は、より一層難しいものであることは想像に難くありません。どちらの選択をしたとしても、最終的にあなたが安全でいられることが大切です。
どうしようもなく苦しいとき、誰かに話すだけでも気持ちが落ち着く場合があります。
少しでもあなたの心が楽になりますように。
皆さんがどうか安全に暮らせることを心より願っています。
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