どうしようもなく気持ちが落ち着かない。ネガティブで不安なことばかり押し寄せてくる。悲しみや絶望感から破壊的衝動にかられてしまう。
モラハラやDVを受けている人の感情というのは、放っておくとどんどん自分を苦しめてしまうことが多いです。
わたし自身、特に夜になると、そういったやりきれない感情のやり場に困り、胸がギューっと押し潰されそうになることがありました。
「こんな考えはダメだ」「このまま考えると止められなくなる」
頭ではわかっていても、とめどなく溢れてくる負の感情に心を奪われ、
- 相手にわかってほしくて言い争いをしてしまう
- 気持ちが溢れて破滅的な考え方になってしまう
- 未来が真っ暗な気がして眠れない
といった「やりたくないこと」をやってしまいます。
「こんなことやったらおしまいだ」「過去にも同じことやって失敗したじゃない!」と、頭では自分の考え方にストップをかけているんです。
それなのに止められない。苦しい。
そんなとき、わたしが実際にやって効果があった方法は
感情を文字にして吐き出すこと
です。
感情が一気に溢れてしまう前に、実は小さなサインが出ていることが多い。
ちょっとしたことでイライラする、食欲が落ちてきた、夜なかなか眠れない、頭の中で相手の言葉が繰り返し流れる。
これらは、感情がいっぱいいっぱいに近づいているサインです。わたし自身も、溢れてしまう数日前にはこういう変化が出ていたことに、後になって気づきました。
こういうサインが出てきたとき、早めに文字に吐き出しておくことで、感情がダムの決壊のように一気に溢れることを防ぎやすくなります。
できれば溢れる前に少しずつ吐き出しておく習慣が、長い目で見ると自分を守ることになります。
- 負の感情が溢れそうなとき、取り返しのつかないことをする前にできる応急処置の方法
- 感情を文字に吐き出すことで心が落ち着く仕組みと、吐き出した後の読み返し方
- 負の感情はどこから来るのかという理解と、自分を少しずつコントロールするための考え方
後悔しないための応急処置、感情を文字にして吐き出す
あなたは今パニックに陥っているかもしれません。苦しくてツラくて、誰かの助けを求めているかもしれません。自分が壊れそうで、怖くて怖くて仕方がないかもしれません。
そんなあなたが今できること。
それは
自分を助けるための応急処置
です。
騙されたと思って、まずはトライしてみてください。
スマートフォン、PC、紙とペン【ツールはなんでもOK】
- 苦しい気持ちは「苦しい」
- 助けてほしい気持ちは「助けて」
- どうしたらいいかわからない気持ちは「どうしたらいいかわからない」
ツールはなんでもいいんです。
ひたすら思いのままに文字を吐き出してみてください。
ベッドにうずくまっているならスマートフォンに手を伸ばして。デスクにいるならPCを開いて。紙とペンしかなければペンを握って。
うまく書こうなんて思わなくて大丈夫。句読点や改行なんかも不要。
ただあなたが思ったことをそのまま吐き出して。
どんなに長くなっても問題なんかありません。
吐き出していて涙が出てきても、それを抑える必要もないんです。
応急処置として、まずはあなたの中で溢れた感情を吐き出してあげてください。
感情を文字にして吐き出すことの大切さ
相手から言われた言葉が頭の中をぐるぐる回って離れない。
相手にやられたことを考えると、悲しさや憎しみが込み上げてくる。
この気持ちを相手に伝えられたら落ち着くかもしれないけど、また傷つくのが怖くて言い出せない。
その状況がどんなにツライか、痛いほどよくわかります。
それは溜め込めば溜め込むほど、積み重ねれば積み重ねるほど、溢れてしまったときのダメージは大きいのです。
本当は日記などでこまめに吐き出すのが一番かもしれません。
しかし、気持ちが溢れてしまうときは日々の吐き出しだけでは追いつかない状態。まるでダムが決壊したかのよう。
そのため、一度なんでもいいから文字にして吐き出すことで、ほんの少しだけ心の波を落ち着かせることができるはずです。
今こうして悩んでいるあなたはきっと真面目な方でしょう。
誰にも言えずに、自分の中で一生懸命考えている。
気持ちが溢れてしまいそうになるのを必死でこらえていたのだと思います。
吐き出した気持ちを読み返すと自分を助けられる
思いのままぐちゃぐちゃに吐き出した感情も、実はあとで役に立ったりします。
少しだけ気持ちが落ち着いたら、そっと読み返してみてください。
「あ〜わたしはこんなにツラかったんだ」
「本当はこんなふうに思ってたんだ」
「こんな状況だとそりゃ苦しいよね」
あのとき助けてほしかったあなたを、自分自身で理解してあげることができます。
「大丈夫だよ」
「こうして吐き出せたから最悪の事態はまぬがれたんだよ」
「うまく吐き出せてよかった」
きっと、あなたがほしかった言葉をあなた自身からもらうことができるはずです。
吐き出して、読み返して、少し落ち着いてきたら、次のステップとして、ひとつだけ試してほしいことがあります。
吐き出した文章を見ながら「これは今起きていることか、過去のことか」を確認してみてください。
多くの場合、感情を吐き出してみると、苦しみの多くは「今」ではなく「過去に言われたこと・されたこと」の記憶から来ていることに気づきます。
今この瞬間、相手は目の前にいますか?今この瞬間、攻撃されていますか?
もしそうでないなら、あなたの感情は過去の記憶と今の不安が混ざり合って増幅されているかもしれません。
それに気づくだけで、感情の波が少し小さくなることがあります。「過去のことだ」「今は安全だ」と確認することが、次の一歩になります。
負の感情は自分の頭や心が生み出しているという事実
こんなにもわたしたちを苦しめる負の感情ですが、その原因は一体なんでしょうか?
あなたをののしるモラハラ夫が原因?あなたを大切に扱わないDV彼氏が原因?
もちろん、モラハラ・DVをしている側に問題があることは間違いではありません。「モラハラやDVがなければこんなに悩んでいない」というのも正解です。
でも、今この瞬間だけを見てみたらどうでしょうか。
今、あなたは相手から罵倒されたり攻撃されたりしていますか?
相手から受けた否定、非難、攻撃というのは、過去に起こったできごと。
負の感情というのは、あなたの頭の中で
- モラハラ夫に言われた許せない言葉
- DV彼氏にやられたひどいこと
を改めて思い返しては自ら作り出している、というのが事実なのです。
溢れ出す前に自分をコントロールする方法
「じゃあわたしの考え方がいけないのね」「やられたことは忘れて、わたしだけが頑張ってポジティブに捉えるべきなんて不公平」
傷ついて苦しいときは、どうしてもそんなふうに思ってしまいます。
でも、世の中難しいですね。
半分不正解で半分正解なんです。
- 自分の考え方に歪みがあるのも事実
- 自分が変われば何かが変わるのも事実
「相手が理解してくれたら」「相手がわかってくれたら」
そう思っていても何も変わらない。
でも、あなたの人生はあなたが主役。
溢れてしまったときは応急処置をして、少し気持ちを落ち着けてから、自分の考え方を見直してみるのもアリです。
決してあなたを変えようとしているのではなく、せっかく生きるなら少しでも楽に生きたいよなぁというわたしの考え方のひとつです。
パニックになってしまったら、まず自分を守る
ツライ、苦しい、そんな気持ちで心が溢れてしまうとき。
ほとんどの場合、相手や他の人は助けてくれません。
負の感情に押し潰されそうでパニックに陥ってしまったとき、あなたを助けられるのはあなた自身。
まずはただひたすらに文字にして気持ちを吐き出してみてください。
それで少しでも応急処置ができればよし。
それでもダメなら、また別の方法を考えれば大丈夫です。
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