突然ですが。これを読んでいるあなたは、誰かに手を上げられたことはありますか?
ボコボコにやられたことはなくとも、ペシっと叩かれたりはどうでしょうか?何が言いたいかというと、人は物理的に攻撃された際は「痛い!」と感じますよね。その場合、受けたダメージにすぐ気付くわけです。
これはわかりやすいといえばわかりやすい。攻撃を受けた時点で、あなたはすぐに「逃げる」という選択肢を取ることもできるからです。もちろん、物理的な攻撃をしてもいいというわけではありません。
言葉で傷つけられた場合、そのダメージはボディブローのようにジワジワくる
たとえばわたしの場合、モラ夫からよくこのような言葉を受けていました。
などなど。どれも言われて嬉しい言葉でないのは一目瞭然です。
パートナーからこのようなことを言われて言い返すことができる人もいると思います。応戦するというところでしょうか。ただ、このような状況下ですぐに「逃げる」という選択肢を取れる人はいますか?この言葉だけを聞くと、「嫌なことを言う人だな」とは思っても、“暴言”とは思わない人もいると思います。
わたしの場合も、はじめのうちはモラ夫からこのようなことを言われた時点で「言い返す」と言う選択肢を取っていました。その都度、「なんでこんなこと言うの!?ほんとうに腹が立つわ。」くらいにしか思っていなかったんですね。
ただし、これが一度で終わるわけではありません。はじめのうちは月に1回、それから週に2〜3回のペースになり、そのうち口を開けば毎回同じようなことを言われるようになっていました。
自分の体力・精神力が少なくなってから気付く
モラ夫から心無い言葉で攻撃をされた後は、心の回復を図るために自分の好きなことをしたり美味しいものを食べたり、家族や友人と会話をしてストレス発散していました。ただ、このような出来事が頻繁に発生すると、そのうちだんだんと自分の心が弱っていきます。
なにせ回復が追いつかないのです!
言葉の攻撃で受けたダメージから出てくる症状は人それぞれだと思いますが、わたしの場合は自尊心が低くなっていきました。
言葉による攻撃の怖いところは、相手からそれを言われた瞬間以外でも、引き続きダメージを受け続けてしまうこと。自分では回復しているつもりでも、心はどんどんダメージを負っていきます。
そして、ある時ふと気が付くのです。
ダメージを受け続けていることに、どうやって気付くことができたか
自分で気付ける人もいますが、わたしはなかなか気付くことができませんでした。元々相手に理不尽なことを言われたら言い返すという気質もあったので、上記のように相手から言葉で攻撃をされた時はほぼ応戦していました。「応戦、反撃できている」=「わたしにはまだ戦える力が残っている」と思い込んでいたのかもしれません。
そんなある日、家族にこう言われました。
「Chiruちゃん、最近昔みたいな明るさが無くなっちゃったよ・・・?」
家族から言われて、はじめて自分が昔のように笑えなくなっていることに気が付きました。自覚症状が無かったんですよね。
あのまま誰にも気付いてもらえなかったら、わたしは今でも笑えていなかったかもしれません。
まとめ:パートナーからの言葉の攻撃を受けたなら
家族や友達、誰でもいいと思います。あなたの周りにいる、信頼できる誰かがあなたのことを心配して「なんだかいつもと違うよ?」「大丈夫?」と声をかけてくれたとき。もしかしたらその時、あなたは自分でも気づいていないかもしれないけれど、心に大きなダメージを受け続けている状態かもしれません。
「え〜?何言ってるの、そんなことないよ。元気元気!大丈夫だって!」と言わずに、一度「そうかな?わたしって弱ってるのかな?」と自分に聞いてみてください。
言葉による攻撃というのは、目に見えないけれどその攻撃力は凄まじいものがあります。そしてジワジワとダメージを与えられるので、回復にも時間がかかります。言葉で人を壊すこともできてしまうのです。
もしあなたがパートナーから言葉の攻撃を受けているのなら、「これってどう思う?」と誰かに聞いてみることをオススメします。もし周りに聞きづらければ、わたしに聞いてみてください。そして、あまりにも酷い場合は、できることなら物理的に距離を取ることをおすすめします。
心は回復に時間がかかります。何よりもまず、あなたの心の健康が大切です。
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