モラハラ彼氏やモラハラ夫、モラハラパートナーからの束縛に苦しんでいるあなたへ。
まず最初に伝えたいことは、逃げることは決して悪い選択ではないということ。
この記事では、モラハラからの脱出に向けた具体的な方法や心のケアについて、実例を交えながら詳しく説明します。
モラハラの兆候をチェックし、カウンセリングや無料相談など使えるツールやサービスも活用しながら、自分自身を守るための行動を起こす手立てとして役立てばうれしいです。
モラハラ被害者のための支援や通報方法についても解説します。
ちょっとした情報が、いつかのタイミングであなたを守ってくれることになったりもします。
もしあなたがモラハラパートナーから逃げたいと感じているなら、これらの方法を参考にしてみてください。
これってモラハラ?まずはその兆候をチェックしよう
モラハラとは、一般的に精神的な暴力や嫌がらせによって相手を苦しめる行為のことです。
パートナーからのモラハラは、決して相手にとって分かりやすいものばかりでなく、ひっそりと影を潜めてじわりじわりとダメージを与えるものもあります。
ただ、分かりづらい中でもいくつかの兆候が見極めのキーとなりそうです。
たとえば相手からの過度な批判や制限、無視や軽蔑するような態度が挙げられます。またあなたの自尊心や自己価値感を傷つけるような言葉、人格否定をされたりあなたの意見や感情を無視されることもあります。
モラハラの兆候をチェックするには、まずは自分の感情や行動に注意してみてください。
というのも、モラハラに苦しんでいる人は優しく思いやりのある人が多いです。
パートナーのことを思うがあまり、相手の言動を正当化し、彼らを擁護するかのように振る舞ってしまうこともあります
ただ苦しんでいる今だからこそ、まずは自分の感情をしっかりと受け止めることが大切です。
また、やはりひとりで悩んでいると深みにハマる可能性が高いのも事実。周囲の友人や家族からの視点を借りることも役に立ちます。
第三者の立場から、あなたが気づかない兆候をチェックしてくれるかもしれません。
モラハラの兆候をチェックすることは、あなたの幸せを守るための最初のステップです。
ときには専門家やカウンセラーと相談して、徐々に自分の状況を客観的に見つめ直すことができるようになるはず。
モラハラからの脱出はいばらの道となることもありますが、その時点の最適解を選択していくことで、限られた人生の中で早めに自由を取り戻すことができると思います。
【別れたくない】モラハラの兆候があっても継続や復縁したい場合
「モラハラの兆候があったとしても、どうしても好きだから仕方ない」
「モラハラに悩んで別れたけど、やっぱり復縁したい」
あなたがモラハラパートナーとの関係継続や別れたあとの復縁を望む場合、その後もうまくいくか否かは色々な要因に左右されます。
モラハラ相手だろうが別れたくないと思う気持ちは痛いほど分かります。
わたし自身も、一度は別れたものの自分から復縁を迫ったようなものでした。
結果はどうあれば、まず関係継続や復縁を望むあなたに伝えたいこと、それはパートナーのモラハラ行為が改善されているかどうかです。
これまであった否定や非難、激しい言動などの改善が見られない場合、もしくは「あ〜またやりそうだな」という可能性が高い場合、相手との関係は慎重に見直すことをおすすめします。
しかし、奇跡的にパートナーが真剣に改善に取り組んでいる場合などは、関係継続や復縁後の穏やかな生活も見えてくるかも。
この場合、相手がよほど自身のモラハラ気質で損害を被ったとか、困ったことが起きたなどが考えられそうです。
ただし、復縁の場合は一度終わった関係。
お互いの穏やかで幸せな生活を過ごすべく、双方過去の問題に向き合い、再発防止策をしっかりと考えることが絶対条件となりそうです。
もちろん最終的にはあなた自身が決めて大丈夫。
自分の幸せと安全を最優先に考え、たくさんの時間をかけて考えてもいいんです。
やっぱりモラハラかも…相談するべき専門家とは?
パートナーの言動をチェックしてみたところ、やっぱりモラハラの兆候がある。でもこの先どうしたらいいかわからない。。
という場合は、ひとりでぐるぐる考えていると益々モラハラの餌食になってしまうことにもなりかねません。
そんなときは、気軽に相談できる窓口を探してみるのもおすすめです。
無料相談を提供している専門家や国の支援団体がありますので、まずはそちらに連絡してみましょう。
法務局や市区町村の配偶者暴力相談支援センター、弁護士会などがモラハラ相談に対応しています。
また、弁護士やカウンセラーの中には無料相談を受け付けているところもあります。
ただ、中にはあなたの悩みに漬け込んで寄ってくる悪徳業者もいるので注意が必要。
特に何かを売りつけてくるような業者には気をつけるべし。
わたしは法テラス、在住地方の配偶者暴力相談支援センターにも相談しました。
相談としてお金を払ったことは一度もありません。
無料でも、しっかりと親身になって情報を提供してくれたり寄り添ってくれる人はいます。
適切なタイミングで適切なサポートを受けるためにも、まずは勇気を持って専門家に相談してみることをおすすめします。
【緊急の場合】モラハラの通報方法と注意点
モラハラパートナーの言動がひどい・・・
モラハラといっても、ときには身の危険を感じるほどのできごともあります。
- 相手からの経済的制限が厳しく、病院にも行けない
- 相手の暴言が激しく、突然の嘔吐や耳鳴りなどの身体症状が出てしまった
- 相手の態度がエスカレートし、物に当たったり暴力を振るってきた
こういった身の危険を感じた場合、状況によっては迅速かつ的確な対応が求められます。
特に相手が豹変したり、暴言暴力がエスカレートした際は、まず警察に通報しましょう。
これは躊躇しなくても大丈夫。
結果おおごとにならなければそれで良し。ただ、手遅れになってしまうことだけは避けて欲しいのです。
110番する際には、相手にされた具体的な内容や被害の状況を詳細に説明しましょう。
パニックになっている可能性も高いですが、ここは少しでも冷静になるようがんばって。
通報する際には、絶対に守ってほしい注意点があります。それは
相手から少しでも離れた場所で通報すること
通報する状況に陥ったのなら、相手もかなり興奮していると思われます。
電話を取り上げられたり、監禁されたり、さらなる暴力にさらされることも。。
そのためできる限り相手と対面しているときの通報は避け、トイレに入った瞬間やお風呂に逃げた瞬間など、少しでも距離を取った状態で通報することがベストです。
まずは自分やお子さんの身の安全を確保することを一番に考えてください。