同じことを何度も何度も考えてしまう。
考えすぎてお腹が痛い。
悩みすぎて答えが出なくて苦しい。。
考えごとや悩みごとの渦中にいるときは、自分だけではどうしようもなく、ただただ辛い時間が続きますよね。
それならいっそ、一度考えることをやめてみませんか?
だって、どんなに考えても答えが出ないなら、もしかしたら答えなんてないかもしれない。
ちょっと立ち止まってみたら、見えてくることもあるかもしれません。
【悩みのループに陥るとき】一度休憩した方がいいタイミングとは?
人が悩むとき、それは必ず「自分だけではどうにもならない状況」に陥っていることがほとんどです。
- 彼がモラハラタイプっぽいけど、それでも好きだし。。
- 職場で嫌な人がいるけど、仕事自体は嫌じゃないから辞めるのもな。。
- 離婚したいけど、子どものこともあるしどうしたらいいかわからない。。
恋人とこのまま付き合っていいか、別れるか悩んでいる。
今の仕事を続けるか、辞めるか考えている。
結婚生活を続けるか、離婚するか悩んでいる。
いずれもあなただけでスパッと決めるのは難しそうですよね。
恋人と別れるにしても、職場を辞めるにしても、離婚するにしても、「相手」に伝える必要があります。
身の危険を感じたり、どうしてもその場から抜け出した方がいいような場合は、相手に伝えず行動を起こす必要があるパターンもあります。
一度自分の中で答えが出ても、相手に伝えた時点で「引き留め」「話し合い」などが発生し、「もう一度考えてみようかな」と決意が揺らぐ可能性だってあるでしょう。
そしてここまで悩んでいるということは、もしかしたら何度かその状況を繰り返しているなんてこともありそうです。
今まさにそのような状況に陥っていて苦しい場合、次のいずれかに当てはまるのならば、それは一旦休憩した方が良いタイミングかもしれません。
- 既に3回以上「決めたり」「やめたり」同じ状況を繰り返している場合
- 頭痛や胃痛、吐き気など、身体化症状として不調が現れている場合
- 考えすぎて眠れなかったり日常生活に支障が出ている場合
もしあなたがこのいずれか、もしくはすべてに当てはまっているのなら、ここは一度考えること自体を休憩してみませんか?
考えることをやめても問題がない3つの理由
これまで四六時中悩みの対象について考えてきたのに、急に一度休憩しよう!なんてことができるのか。
大丈夫。
考えをストップすることはまったく悪いことではないんです。
たいていのことは、今すぐ答えを出さなくても問題ない
さぁ、だから一度考えることをやめてみて!
そうは言われても、ふとまた悩みの対象について考え始めてしまうあなただからこそ、ここまで悩んでいるんですよね。
では、どうして一度考えることをやめても問題がないのか、今すぐ答えを出す必要がないのか、具体的に3つほど理由を挙げてみましょう。
①既にある程度の時間が経過している
あなたがその悩みの対象について考え始めて、どれくらいの時間が経っているでしょうか?
昨日悩みはじめたばかり!なんて人は少ないはずです。
というのも、既に3回以上自分の中で「決めたり」「やめたり」を繰り返している場合、おそらく数週間、1ヶ月以上の時間は経過していると思います。
さて、その間、結論は出ていません。
ということは、あなたがそれだけの時間を使って悩んでいる間、答えを出さなくてもなんとか過ごせたということです。
この悩んでいる期間、もちろん苦しいことはたくさんあったと思いますが、それでも
- 恋人とはそれなりに続いている
- 職場ではそれなりに対応している
- 夫婦・家族としてそれなりに生活している
のではないでしょうか。
つまり、ここで一旦考えることをストップしたとして、答えが出ない状況に変わりはない=これまでと変わらず過ごすことができるのです。
②今決めても1週間後に決めても変わらない
「決めなきゃいけないのに決められない」
だから苦しい。
決断する、決断しなきゃいけないと焦って、自分で自分を追い込んでいる人も多いと思います。
さて、じゃあ考えてみましょう。
あなたが今すぐに決断をした場合と1週間後に決断した場合、何が変わりますか?
大して何も変わらないのではないでしょうか。
今決めても1週間後に決めても大きな差はないなら、1週間先まで何も考えず、一旦考えることをやめても問題はないはずです。
③一旦休憩しているだけで、また考えることができる
「考えることをやめる」のは、決して「この先もずっとそのことは考えない」ことではありません。
一旦、少しだけ考えることを休憩しているだけ。
自分の好きなタイミング、好きなときにまた考えはじめていいんです。
先に述べたように、考えすぎて悩みすぎてツラいのならば、一度自分を休ませてあげるだけ。
「いつかは答えを出さなきゃ!」という状況なら、なおさら「今は答えを出さなくてもいい」ので、少しだけ休憩することもアリですよね。
【考えることをやめる方法】思考を休憩するには?
それでも、どうしたって考えることをやめられない!という人もいるでしょう。
これまで何度も何度も考えて悩んできたことは、もはや思考回路に組み込まれてしまっているかのごとく、寝ても覚めてもそのことしか考えられなくなってしまいます。
考えることをやめること。
それは思った以上に難しいことなのです。
しかし、考えすぎて眠れない、ご飯を食べることも忘れて悩んでしまうという状況に陥っている場合は、ある程度強制的に思考をストップさせてあげる必要がありそうです。
私自身、同じことをグルグル考えて抜け出せなかったときは、次のような方法で思考をストップさせていました。
対象者や対象物と物理的に距離を取る
恋人とのことで悩んでいるなら相手と会わない時間をつくる。
仕事のことで悩んでいるなら会社を休む。※休めない場合、家に帰ったら仕事関係のことは目に触れないようにする。
夫婦のことで悩んでいるなら、ひとりきりになれる場所を確保する。
置かれている状況によって難しいこともあると思いますが、できるだけ意識的に距離を取るようにします。
スマホの電源を切るのも有効な手段のひとつですね。
物理的に会わない、見ない、目に入れないようにすることで、目から入ってくる情報をシャットアウトします。
そのかわり、自分の好きな音楽を聴いたり、かわいい動物と触れ合ったり、行きたかったカフェに出かけたりと、意識的に思考を他のことに集中させてみましょう。
考えることができないほど体を疲れさせる
車や交通機関を使わず、歩けるところまで歩いてみる。
思いっきり全力疾走してみる。
ジムに行って筋トレをしてみる。
足を動かすと足に、心拍数を上げると頭よりも心臓に集中して血液を送る必要があります。
体を動かせば動かすほど、悩みごとを考え続けることは難しくなります。
そして、体が疲れればどんなに考えごとをしようとしても、体が自然に休もう=睡眠を取ろうとします。
寝ているときは意識を失っているので、どんなに頑張っても考えることはできないですよね。
まとめ:考えることをやめたっていいじゃない
一生懸命な人ほど、頑張って考えてどうにかしようとします。
自分が考えればいつか答えが出るはず。
試行錯誤して答えを出さなきゃいけないんだ。
悩みの渦の中にいるときは、そこから抜け出すことなんて頭になく「考えることをやめること=諦めること、負けること」なんて思考にもなりがちです。
でも、ここまで考えてもどうにもならなかったのなら、一度考えることをやめてみましょうよ。
誰だって走り続けることはできないんです。
休憩することは、決して諦めることじゃない。
自分が立ち止まってみることで、もしかしたら周りの何かが変わる可能性だってあります。
何も変わらなかったらどうしよう。。
べつに何も変わらなくてもいいんです。
あなたを休ませてあげることが大切。
もし休んでも何も変わらなかったら、そのときは、ゆっくりお茶でも飲みながら「さて、また悩みごとについて考えるかな」と悩みはじめればいいんだから。
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