モラハラ・DV

ふつうのケンカとモラハラの違いとは?「怖い」と感じたことがあるなら読んでほしい話【体験談】

パートナーといつもケンカばかり。ケンカするほど仲が良いなんて言うけれど、何だか自分たちのケンカは激しすぎる…

そんな悩みを抱えている方。

この記事では、パートナーとの間で起こるいわゆる普通のケンカとモラハラとの違いについて、私なりの基準をお話したいと思います。

「うちのケンカ、なんかおかしい気がする」

そう感じながらも、「ケンカするほど仲が良いって言うし」「どこの夫婦もこんなものかな」と、自分に言い聞かせていませんか?

ケンカとモラハラの違いは、傍から見るとわかりにくい。渦中にいる本人はなおさらです。

わたし自身、モラ夫との関係が「ただのケンカ」ではないと気づけたのは、母に相談したことがきっかけでした。母はモラハラ・DVのスペシャリストです。彼女から言われた一言が、わたしの目を覚ましてくれました。

「Chiruちゃん、それはただのケンカじゃないよ」

  • 普通のケンカとモラハラを見分けるための3つの具体的な違い——手加減・目的・力関係の観点から
  • モラハラ・DVのスペシャリストである筆者の母との実際の会話から見えてきた、気づきのきっかけ
  • 「怖い」と感じたことがあるなら、それ自体がモラハラを見極める重要なサインである理由

はじめに

わたしはとてもオープンな家庭に育ちました。昔から好きな人のこと、付き合っている人のこと、なんでも家族に話していた気がします。特に母には。

わたしの母はモラハラ・DV関連のスペシャリストであり、専門的な知識も有していて、とても頼りになる存在です。彼女に何度助けられたことか・・・

もちろんモラ夫についても、彼と出会った頃から母に話していました。わたしたちは結婚する前から色々な問題があったので、結婚については母はじめ家族一同、大手を振って賛成していたわけではありません。

むしろ反対だったと思いますが、「Chiruがこの人だと決めたことなら仕方ない」と送り出してくれました。

それおかしいよ?母から言われて気づいたこと

結婚したからには、どんなことも夫婦で乗り越えていこうって思いますよね。「病めるときも健やかなるときも」というやつです。ちょっとしたすれ違いやケンカがあったとしても、なるべくなら話し合って解決したい。わたしはそう思っていました。

そうやって、お互いに歩み寄っていけるものだと信じていました。ただ、ふと母に相談したことで気づいたのです。

Chiru
Chiru
お母さん、昔からケンカ両成敗って言うじゃない。でもモラ夫と出会ってから、ケンカしてもいつも最後にわたしが悪くなって終わるんだよね。なんだか腑に落ちなくて…
Chiruママ
Chiruママ
たしかにお互いの言い分があるだろうから、ケンカで100%相手が悪いってことはないね。なんでいつもChiruちゃんだけが悪くなるの?二人で話し合ってみた?
Chiru
Chiru
うん、話してみたよ。できることならケンカしたくないし、どうにかお互い歩み寄れないかなと思って話し合いは試みた。ただ、最後はいつも「お前が俺を怒らせるからだ」って言われて終わるの…
Chiruママ
Chiruママ
(ん・・・?)彼にとって、話し合うということ自体がめんどくさいんだろうね。
Chiru
Chiru
しかも、毎回わたしの外見を非難したり人格を否定するようなことばかり言ってくる。それを言われると、いくらケンカだとしても傷つくよ。
Chiruママ
Chiruママ
Chiruちゃん、それはただのケンカじゃないよ。ケンカはしてもいいの。最後に仲直りすればいいんだから。そうやって夫婦の絆が強くなっていくこともある。でも、相手の外見や人格まで否定するようなことを言うっていうのは、一方的な言葉の暴力だよ。
Chiru
Chiru
えっ・・・「一方的な言葉の暴力」?ふつうの夫婦ゲンカだと思ってた・・・

単なるケンカとモラハラの違い

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恐らく学問的には様々な説明があると思います。正直、何が正しくて何が正しくないかはわかりません。

ここではあくまでも、わたしが経験して感じたこと、母に教えてもらったことをもとに、いくつかの違いについて個人的な見解をお話します。

ケンカには手加減があるけど、モラハラには手加減がない

ケンカをしたとき、思わず相手に対して「大っ嫌い!」「バカ!」といった言葉を口にしてしまうなんてことはあるでしょう。でも、それはケンカの中で感情的になって発してしまったことで、相手の人格を否定するために言うわけではないと思います。

それに対し、モラハラには手加減というものがありません。

相手の人格を否定するワードでも平気で使ってきます。「デブ」「触るな気持ち悪い」「どんな環境で育ったらお前のような人間が出来上がるんだ」「お前よくそんな性格で恥ずかしくないな」等々。

ここに書くだけでもひどい言葉のレパートリーですね・・・

ケンカはわかってほしくてするけど、モラハラは相手を傷めつけたくてする

ケンカをするときって、大抵お互い相手にわかってほしいことがあったり、何かしらの要望があったりしないでしょうか?相手に何かを伝えたくて、聞いてほしくて、それがうまくいかなくてケンカになってしまう。

そこには「わかってほしい」という気持ちがあると思います。

モラハラの場合、そこに「わかってほしい」なんていう可愛らしい気持ちはありません。どうすれば相手により大きなダメージを与えることができるか、という考え一択。

「こう言えば相手は嫌がるだろう」「これは相手が一番傷つくワードだな」という考えで暴言を吐くのです。

ケンカは言い合いができるけど、モラハラはだんだんと支配される

ケンカはお互い思っていることを言い合って、気持ちをぶつけるものだと思います。

もちろん弁が立つ人とそうでない人がいるので、「くそう!言い負かされた!」と思うことはあるかもしれません。ムカつくことはあっても、ケンカ=恐怖にはならないですよね。

反面、そこにモラハラがあると、ケンカ=恐怖という図式が出来上がってきます。

相手から嫌なことを言われる怖れや、何を言っても通じない絶望感。言いたいことが言えなくなっていき、だんだんと自分が支配されている恐怖に駆られていきます。

あなたの関係はケンカ?それともモラハラ?——自分でできる簡単な確認方法

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3つの違いをお伝えしましたが、「じゃあ自分たちはどっちなんだろう」と迷う方もいると思います。

そんなときに試してほしい、シンプルな確認方法があります。

ケンカが終わった後、どんな気持ちになりますか?

普通のケンカであれば、仲直りした後に「すっきりした」「わかってもらえた」「また頑張ろう」という気持ちになれることが多いはずです。ぶつかることで、むしろ相手との距離が縮まる感覚。

でもモラハラが混じっている場合、ケンカが終わっても心がすっきりしません。謝ったのに釈然としない。何が悪かったのかわからないまま終わっている。また同じことが繰り返される予感がする。

そしてもうひとつ。

パートナーとのケンカを「誰かに話せますか?」

普通のケンカなら、親友に「またケンカしちゃった〜」と笑いながら話せるはずです。でもモラハラが絡んでいると、なぜか話しにくい。「信じてもらえないかも」「大げさだと思われるかも」という感覚が先に来る。

これは、あなた自身がどこかで「これは普通じゃないかも」と感じているサインかもしれません。

わたしが母に相談したのも、「誰かに聞いてもらわないと整理できない」という感覚があったからでした。あなたの中にあるその感覚を、どうか大切にしてください。

さいごに:まずは気付くこと。そして、最終的にはあなたの気持ちが大切

モラハラというのは、「相手がこう言った」「相手がこんな行動を取った」、だからこれはモラハラです、といった明確なものはありません。そのため、環境や状況、様々な情報からモラハラであるかどうかを見極める必要があります。

そのため、辛くて苦しい状況にいるとき、まずは「これってモラハラかも…」と疑問に思うことからはじめてみてください。

そして、これが大切。それは、自分自身の心に聞いてみること。

あなたが相手に対して“怖い”と感じた気持ちは本当。それはあなたが「恐怖を感じたという事実」です。だとしたら、あなたが相手を怖いと感じた時点で、それはもうモラハラ・DVである可能性は十分あるんです。

ただのケンカかどうか、ちょっとした気づきからから見極めることも一つの方法です。一番大切なのはあなたの心です。自分の気持ちを無視せず、しっかり心の声を聞いてあげてください。

気づいた後に、できること

「これってモラハラかもしれない」と気づいたとき、次にどうすればいいかわからなくて立ち止まってしまう人は多いです。

証拠を集めなきゃいけないのか、すぐに別れなきゃいけないのか、相談窓口に連絡するべきなのか——いきなり大きな決断をしなければいけないような気がして、身がすくんでしまう。

でも最初の一歩は、もっと小さくていいです。

まず試してほしいのは、日記やメモに記録を残すことです。

モラハラ被害を日記に残すべき3つの理由——書いておいてよかったと、後から何度も思ったこともし今、あなたがパートナーのことで頭がいっぱいで、毎日ヘトヘトになっているなら。 ぜひこの記事を読んでほしいです。 今すぐ別...

「今日、こんなことを言われた」「ケンカの後にこんな気持ちになった」——それだけで大丈夫。記録することで、自分の状況を客観的に見られるようになります。

また積み重なった記録は、後々自分の状況を誰かに説明するときにも役立ちます。

次に試してほしいのが、信頼できる誰か一人に話してみることです。

わたしの場合は母でしたが、友人でも構いません。話すことで、自分では見えていなかった部分が見えてくることがあります。

「それっておかしくない?」という第三者の言葉が、あなたの感覚を正常に戻してくれます。

もし周りに話せる人がいない場合は、各都道府県の配偶者暴力相談支援センターなどに相談することもできます。無料で話を聞いてもらえる場所があります。

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気づいたこと自体が、すでに大きな一歩です。

焦らなくて大丈夫。

ただ、自分の心の声を無視しないであげてください。

 

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