モラハラ・DV

【モラハラ夫にサヨナラするまで】vol.5 :常に戦闘状態な暮らしの中で

日常の中で、あなたが心を落ち着けることができる場所はどこですか?

ベッドの中やお風呂、リビングのソファや、もしかしたら近くの公園・お気に入りのカフェかもしれません。

人それぞれ、ゆったり心落ち着ける場所を思い描くことができると思います。

では、常に誰かから攻撃され、いつも怯えながら自分の身を守らなければならない場所なんてところはありますか?

「ない」と答えた人の中には、刺激のない毎日に嫌気がさしている人もいるかもしれません。でも、それはそれで幸せな日々を送れているのかもしれません。

「ある」と答えた人はどうでしょう。

きっと、今この瞬間も戦場で戦い続けている人たちかもしれません。

今の私はというと…

  • 心を落ち着けることができる場所:家の中
  • 誰かから攻撃されるような場所:なし

ちなみに、昔の私はこんな感じ…

  • 心を落ち着けることができる場所:なし
  • 誰かから攻撃されるような場所:常にどこでも

今思うこと。

毎日戦場で生き抜くことは怖いし辛いし本当に苦しい。でも、よく考えてみて?

“暮らし”が戦場じゃない人生もあるんだよ。

朝から晩まで戦闘体勢【モラハラ夫との生活】

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前回のお話はこちら。

moraharavol4
【モラハラ夫にサヨナラするまで】vol.4:新婚生活という名のアリ地獄昔は、新婚さんが登場してあれやこれやとおもしろトークを繰り広げ、最後にはゲームでハワイかタワシか!?みたいな番組をよく見ていました。 ...

当時の生活を思い返してみても、心穏やかに過ごせた記憶がありません。

  • 朝→「おはよう」の挨拶も、機嫌が悪ければ無視される
  • 仕事中→唐突に送られてくる暴言LINEにびくつく
  • 夕方→完璧に家事を遂行しないと、と頭がいっぱい
  • 夜→些細なことで怒り出してケンカ
  • 外出→突然怒り出して予定キャンセル

相手を怒らせないように、面倒なことにならないように、自分自身の感情を押さえて立ち回る日々。

なにせ、どこに地雷が埋まっているかが分からないのです。

この前は喜んで食べてたじゃない!という料理なんかも、突然怒りや不機嫌の原因になったりします。日が変われば意見もコロコロ変わる。モラハラ夫の特徴のひとつです。

ちょっとしたことを話しかけるときですら、「今話しかけても怒らないかな」と様子を伺う始末。そんなキャラでもないくせに、どんどん自分を適用させようと頑張ってしまっていたのだと思います。

毎日些細なきっかけで相手が怒り出し、そのままケンカへ。大声で怒鳴られ、負けじと怒鳴り返してみたこともあります。話し合いをしようと試みたこともあります。

もちろん、何にも変わりません。

変わったことといえば、私が私らしくなくなっていったことだけでしょうか。

常に敵の出方を見て、どんなことで怒るか分析し、刺されても大丈夫なように防護服を身に付ける。(防護服はウソだけど)

安全地帯であるはずの自分の家に、毎日敵がいるようなものでした。

モラハラ夫の前では出先でも気を抜けない

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金遣いの荒い人だったので、たくさんの趣味がありました。

スポーツ観戦、映画鑑賞、小料理屋巡り、バスケ、フットサル、釣り、登山、ボルダリング、バーベキュー、旅行、ダイビング、車。

今となっては詳細が思い出せませんが、他にも多くの趣味があったと思います。

本物嗜好といえば聞こえはいいですが、その一つ一つに多額の費用をかけてしまうのが特徴でした。

この趣味に加え、料理の味にもうるさかったので、お気に入りのお店を見つけては外食三昧。

もちろん、そういった趣味の場に同席することも多々あったわけですが、最初から最後まで楽しめたことは皆無。道中か出先で必ず怒りが勃発します。

50%の確率で予定は中止、Uターンです。(もしくは置き去り)25%の確率で、私だけ家に帰され一人でお楽しみになるパターン。残りの25%は何かの拍子に機嫌が戻り、こちらだけ嫌な思いをしながらスケジュールをこなす感じです。

私が楽しみにしているイベントだとしてもお構いなし。

もはや、私としては何が楽しくて出かけているのか分かりません。

が、何度もそんな状況に陥っているにも関わらず、行動をともにしていた当時の私もおかしなやつでした。

眠れない日々が続いていく【不眠の悩み】

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戦闘があった日は、眠りにつくことができません。

心のモヤモヤと苛立ち、やるせなさとどこにぶつけたらいいか分からない怒りとで、頭がぐるぐるしてしまいます。

というのも、モラハラパートナーとのバトルにおいて、話し合ってお互い納得して終了!なんてことは有り得ないから。

「あのときこう言えば怒らなかったのかな」

「こうやって立ち振る舞えば、楽しいお出かけになったのかも」

と、ほぼ無意識に行っていた自分へのダメ出しも止まりません。

十分な睡眠が取れていない=回復できていない状態で、次の日もまたバトルフィールドに出ていかなければならないのです。

バトル後は冷戦(話しかけても無視もしくは刺すような暴言)が続くので、そんな状況の家でゆっくり睡眠を取ることはできませんでした。

モラハラ夫の地雷を予測することは不可能

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私は、途中から戦闘に勝つことを諦めました。

モラハラというのは、ボディブローのようにだんだんと相手の首を締めていきます。

自分でも気がつかないうちに体力も気力も削がれていくので、諦めたというよりは戦えなくなっていったのです。

それでも、なんとかして地雷だけは避けたい…!

自分から地雷を踏まなければ、ダメージも減らせるはずだ。

そう考えた私は、相手の地雷を探す戦法に出ました。

しかし、どんなに目を凝らして見ても、どんなに頑張って分析をしたとしても、いつのまにか地雷は爆発していました。むしろ爆発回数は増えていったように感じます。

痛々しい努力も虚しく、たとえ優秀な戦士でも、彼らが埋める地雷を予測して回避することはできないのだと分かりました。

それはなぜでしょうか?

 

正解:モラハラパートナーは、地雷の爆破スイッチを持っているから

なんと卑怯なことでしょう。

たとえすんでのところで地雷を踏まなかったとしても、彼らの爆破スイッチによって被弾してしまうのです。

「地雷避けれたかな?」

と思ったら、意外な暴言で言い負かされてしまう。

「これはどう考えても自業自得だろう」

と思っても、意外な言い分でこちらの責任にされてしまう。

ダメージを回避することがこんなにも難しいということを、既にボロボロの身を持って知っていくわけです。

【モラハラに悩んでいるすべての人へ】あの頃の私へ

「どうしたら攻撃されないかな」

「どんなパターンが一番ダメージ少ないかな」

「どこに地雷があるのかな」

なんて、普通の暮らしではなかなか考えないこと。

回復できるはずの家ですら、ときに地雷が爆発する。そんなところに身を置いていたら、誰だっておかしくなってしまう。

まじめで頑張り屋な人ほど、真っ向勝負で戦おうとしちゃうんだよね。

でも、その戦い、本当に必要?

本来であれば仲間であるはずのパートナーから攻撃され続ける毎日。

逃げる」を選択しても、誰もあなたを責めたりしないよ。