「パートナーの言動はモラハラかもしれない…」
そう思っている方・悩んでいる方のほとんどが、一度はモラハラチェックリストを調べたことがあると思います。
チェックリストに当てはまる数が多ければ、あなたのパートナーはモラハラの確率が高いでしょう、というリスト。
もちろん、わたしも数えきれないほどチェックしたうちの一人です。あながち間違っていませんが、個人的にはどれも“程度問題”かなと思います。
置かれている状況や立場は人それぞれ。
そのため、一概に「◯個チェックがついたからあなたのパートナーはモラハラ確定です!」とは言いづらいのかなぁというのが個人的な意見です。
わたしもそうでしたが、渦中にいる人はパートナーがモラハラであるという事実を第三者の基準で判定してもらったことに安心します。「あぁ、自分がこんなに苦しいのはパートナーがモラハラ彼氏・モラハラ夫だからなんだ」と。
しかし、それだけで終わってしまうと、なかなかその先(苦しさからの脱却)へ進むことが難しい場合も。
それよりもう少し細分化していくと、見えてくることもあります。
- これは普通のレベルじゃないだろう
- こんなことを言う人、する人は私の周りでこの人しかいない
- あまりにも酷すぎる
- 人としておかしい
と、あなた自身でありえないラインを見極められるようになるのが大切かなと思います。
どんな発言がアウトなのか、自分の中で超えてはいけないラインを設定する手助けになれば幸いです。
- 「間違い」「気が変わった」「冗談」が、なぜモラハラパートナーによって”嘘”に変換されてしまうのか
- 一般的なモラハラチェックリストだけでは見えてこない、自分だけの「これはおかしい」ラインの見つけ方
- 嘘つき呼ばわりされ続けることで、自分の意見を言えなくなっていくメカニズム
その1. 間違えただけが嘘をついたことになってしまう
人間は誰だって間違えることがあります。
- 「ここのお店、来週からオープンみたいだね!」→「あ、ごめん!来月からだった!」
- 「あの映画、たしか原作って〇〇だよね〜」→「違った!△△だったみたい!」
友達や家族がこんな間違いをした場合、あなたはどうするでしょうか?
「はぁ!?なんで嘘ついてんの?」
なんて言わないはずです。(もし言ってしまう人がいたら、知らないうちに誰かからモラハラ加害者として認定されている可能性があるかも…!?)
しかしモラハラパートナーの場合、もしあなたがこんな会話をしたとしたらアウト!あなたは嘘つき認定されてしまいます。
それが、モラハラパートナーにとってはただの間違いにならないから厄介なんです。
彼らは、あなたが最初に言ったことを「正しい情報」として認識します。新しいお店が来週からオープンすると聞けば、じゃあ来週そのお店に行こうかな等。
しかし正確にいうと、それはただの「正しい情報」ではありません。彼らにとっては、「あなたから発せられた、あなたが調べた、あなたが正しいと思っている情報」であり、そこには責任が発生します。(“彼らにとって”です)
つまりそれが間違いだったとき、
お前のせいで自分は間違った情報を与えられた(その間違った情報を信じていたら、間違った行動をしていたかもしれない)=嘘つきめ!
となるのです。
このように、普通であれば「あ、間違えちゃったのね」で済むようなことですら嘘と捉えられ、だんだんとパートナーの前で間違えることすら恐くなってきてしまいます。
友人や家族の前で同じようなことを間違っても嘘つき呼ばわりされない場合、パートナーの歪んだ考えによって勝手に嘘つき変換されている可能性が高いです。
その2. 意見を変えることが許されない
人はこの瞬間にもさまざまなことを考え、決断している生き物です。
今日は何を食べようかなという小さな決断から、新しい家を買うぞ!という大きな決断まで、数えきれない決断を繰り返しています。
そうなると、一度決めたことでもよくよく考えたらやっぱりやめた!とか、やっぱりこっちにしようかな〜なんてことは何度も起こります。
「今日のランチはパスタにしよう!」
「ん〜やっぱりラーメンかな」
なんてことはザラにあるはずです。
例えばあなたが、パートナーの前で「明日は有名レストランのレシピを真似したスパイスカレーを作ろうかな〜」と言ったとしましょう。
しかし当日、なんだかカレーを作る気分じゃないし、材料を揃えるのも大変そう。。スパイスカレーはまた今度にしようかな。
なんて予定を変えようものなら、あなたは嘘つき認定です。
逆の立場だったとして、「え〜カレー食べたかったなぁ」くらいは言うかもしれませんが、相手を嘘つき呼ばわりするでしょうか?大半の人がしないでしょう。
モラハラパートナーの中には、一度口に出した意見を簡単に変えることは許さないタイプの人もいます。
このような場合、一度相手に伝わった意見を変えると嘘つきと言われてしまうため、だんだん自分の意見を言えなくなってきてしまいます。
その3. 冗談の嘘が通じない
親しい間柄であれば、冗談で嘘を言うこともあります。笑いの一つだったり、ただその場を和ませようとしたり。
- あの芸能人、結婚したらしいよ!→と思ったら違う人だったわw
- この前買った宝くじ、実は当たっちゃった→ごめん、ジョーダンww
「まじかよ!本気にしたじゃん!」なんて笑い合える仲だといいですよね。
が、パートナーが高濃度なモラハラタイプだった場合、上記いずれも笑いには発展しません。どんな結果になるかというと、
- は?なんのための嘘なの?お前嘘つきも大概にしろよ
- 笑えないけど。お前ほんと嘘つきだよな
と、こんな感じになるパターンですね。
そこに笑いなんてものは存在しません。あるとしたら「嘘つき」という罵声と嘲笑、怒鳴り声や無視といったところでしょうか。下手をすると、冗談では済まないカウンターをくらうことにもなりかねません。
モラハラパートナーは、あなたが「冗談だって!」「ごめんね?」なんて言おうものなら、鬼の首を取ったように高圧的になることもあります。あなたが何気なく放ったジョークは、モラハラパートナーがあなたを嘘つき認定するための格好のエサになってしまうのです。
今回3つのパターンをお伝えしましたが、パターンを通してすべてにおいて起きることがあります。
それは、「嘘つき」と繰り返し言われ続けると、だんだん自分の記憶や感覚への信頼がなくなっていくこと。
「あれ、わたしが間違えたんだっけ?」「やっぱりわたしが嘘をついていたのかな?」と、自分の言ったことが正しかったかどうかすら、わからなくなってくる。これはガスライティングと呼ばれる、相手の現実認識を歪める支配の手法のひとつです。
特に身近なパートナーから繰り返し言われ続けると、この歪みは深刻になります。外の世界では普通に会話できているのに、パートナーの前でだけ意見が言えなくなる。そういう状態になっていたとしたら、それはあなたがおかしいのではなく、そうなるように仕向けられているということです。
「最近パートナーの前で自分の意見を言うのが怖い」と感じているなら、それはひとつのサインかもしれません。
あなたはパートナーに「嘘つき」と言われたことがありますか?
モラハラを見極める発言として、「嘘つき」を紹介しました。あなたはパートナーから放たれたことはありますか?頻繁に嘘つき呼ばわりされていませんか?
ちなみにここまでお話した3つの内容ですが、どれもモラハラパートナー側だって言ったりやったりします。
しかし、彼らは嘘つき認定されないようです。
不思議なものですね。
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