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今回はこんな悩みについてお話していきます。
大企業から転職を考えている人の多くは、今の状況に何かしらの不満を抱えているからではないでしょうか。
- 意味のない仕事をこの先何十年も続けていくことに絶望している
- 自分より仕事ができない社歴の長い社員が、自分以上の収入を得ている(不公平感)
もちろん、それ以外にも色々な「転職したい理由」があると思います。
大企業ならではの職場の同調圧力に耐えられない。
毎日同じことの繰り返しで仕事がおもしろくない。
職場の人間関係が嫌でリセットしたい。
などなど、色々な不満が積み重なって「転職したい」「転職しよう」という決断に至った人が多いはず。
ただ、そこで悩んでしまうのが大企業のメリットも多く存在するということ。
やりたいことを叶えるためにはベンチャーの方が向いてそうだ。でも、これまで培ってきた能力が活かせるとは限らない。
ベンチャーでイチから大変な思いをするよりは、別の大企業に転職した方がメリットがあるんじゃないか。。
結論からお伝えすると、
大企業からの転職先は、ベンチャーでも別の大企業でもなくフリーランス(個人事業主)をオススメします。
現在悩んでいる転職先のベンチャーでもはたまた別の大企業でもありません。
大企業からいきなりフリーランスに!というのはなかなかハードルが高そうに思われますが、実は意外とたくさんのメリットがあるのです。
- ベンチャーや別の大企業へ転職することとフリーランスの違い
- 大企業からいきなりフリーランスになるときに注意すること
これらを知っていれば、大企業を辞めてフリーランスへなる道というのもひとつの選択肢になるはずです。
私の場合は大企業で10年以上の勤務歴があり、そこからのフリーランス転向パターンです。
長く大企業に勤めたからこそ、なかなか抜け出す勇気が出ない気持ちも痛いくらいによくわかります。。
この記事を読めば、同じように悩めるあなたの目指すべき道が見えてくるかもしれません…!
さっそく見ていきましょう。
ベンチャーや大企業転職とフリーランスの違い
勤めている(or勤めていた)大企業を辞めた先の道として、個人的には大きく2つの道があると思っています。
- ベンチャーや大企業などの「法人」に従業員として属する
- フリーランスとして個人事業主になる
2つの道、どちらを選ぶかによってその先の人生は大きく変わります。
もちろん、ベンチャーに転職するのと別の大企業に転職するのとでも、それぞれメリット・デメリットはあります。
じゃあ、フリーランスとして個人事業主になる道を選ぶと何が大きく異なるのか。
それは、
誰にも雇われることなく自分で自分の所得を管理し、自身の責任において税を納める
ことです。
これ、思ってる以上に大きな違いなんです。
特にこれまで長年大企業に勤めてきた人にとってはかなり驚くことも多いはず。(私はこれまでの概念がくつがえされるくらい驚いたことがたくさんありました…!)
これは大企業からフリーランスになることのメリット・デメリットにもつながる内容です。が、まずはベンチャーや別の大企業に転職するという道について見てみましょう。
ベンチャーに転職するメリット・デメリット
大企業からベンチャーへの転職を選んだ場合、「求めていたのはコレだ!」もしくは「こんなに大企業とは違うなんて…」というどちらかの感情を味わうことになるでしょう。
メリット
- 意思決定が早い→「承認までなんでこんなに時間がかかるの?」ということが無くなります
- 成果をあげればすぐに評価される→評価は昇給に直結します
- 自身の対応領域が広い→幅広く色々なこと、新しいことにチャレンジできます
- カジュアルコーデOK、身なりは自由→ネクタイ不要!ストッキング不要!快適です
デメリット
- 体制が整っていない→提案書のテンプレ?マニュアル?今から作りましょう!ということがほとんどです
- 聞く先がない→あなたより社歴が長いからといって、なんでも教えてくれるわけではありません。(=周りにも知識と経験が少ない)よって、何事も自分で調べて解決しなくてはいけません。
- 身内に大企業気質を嫌っている人が多い→最初はなかなか大企業気質が抜けないと思います。が、嫌な顔をされることも多いでしょう。(メッセージ冒頭に「お世話になっております」とつけるのは彼らにとって時間の無駄です)
- できないことでもやらないといけない→当初の話と違う分野の仕事を振られることが多々あります。もちろん断ることもできますが、断る=柔軟性のないヤツ扱いされる可能性が高いです。
- ツワモノと仕事をしないといけない→大企業と違い、ベンチャーは多種多様な人材が集まっています。中には話の通じない相手ともチームを組んで仕事をしないといけないことも…
恐らく、これまで感じていた大企業ならではの嫌な部分は解消される可能性が高いです。※上記メリットのとおり
一方、入社したベンチャーによっては、大企業の良さをヒシヒシと感じることになる場合も。。
別の大企業に転職するメリット・デメリット
大企業から別の大企業に転職した場合、最初は新しい環境にてフレッシュな気持ちで働けます。
数ヶ月、数年経ったあと「もうここでやっていくしかない…」もしくは「やっぱり自分のいる場所はここじゃない」とどちらかのパターンになる可能性が高いです。
メリット
- これまでの経験を存分に活かせる→あなたが大企業で得た多くの経験や技術を新しい会社でも存分に活かすことができます
- 話が通じる社員がほとんど→大企業に入社しているということは、一定のふるいにかけられたメンバーです。基本的なビジネストークができるはずなので、人間的な会話は可能でしょう
- 福利厚生やバックオフィスが充実している→健康診断や経費の申請、人事への問い合わせなど、担当している部署に聞けば必ず誰かが教えてくれます
- 分からないことも聞けば教えてくれる→業務で不明点があったとき、周りの人に聞けば、これまでのナレッジを活用して答えや判断を指示してくれます
- 整った環境で働くことができる→与えられる機材や使うアプリなど、これまでと同様に新しく整えられたものを使うことができます
デメリット
- 大企業気質が継続する→これまで嫌だと思っていた大企業ならではの融通がきかない部分をガマンする必要があります(またこれか、的な感じになることも)
- 次の退職を躊躇してしまう→大企業から大企業へ転職したことで、また退職して転職をしようという意欲・勇気が湧かなくなってしまいます(また大企業に就職できたんだし、退職しづらい…と再度悩むことに)
個人的には、大企業からベンチャーへ転職するよりも大企業から大企業へ転職した方が、ギャップは少ないかなと思います。
でも、それだとやっぱり同じことの繰り返しになってしまう可能性も高いんですよね。。
そこで!せっかく大企業を辞めるのであれば、冒頭おすすめしたようにフリーランス(個人事業主)への転向が良いのでは?となります。
大企業からフリーランスへ転向して良かったこと
実際に私は長年勤めたIT系大企業を退職し、フリーランスになりました。(途中ベンチャー挟む)
大企業もフリーランスも経験した今、改めてフリーランスになって良かったなと思います。
後悔はまったくしていません。
あのときあのタイミングで大企業を辞めていなかったら、私の心と体はボロボロになっていたはず。。(絶対に戻りたくない世界線です)
大企業を辞めてフリーランスへ転向し、何が良かったかって
圧倒的自由を感じられること
一度きりの人生、自分で選択して自由を得たことがこんなにも嬉しいとは。
その他、特に良かったと思うことはこちら↓
- 満員電車に乗らなくていい→PCがあれば仕事ができるので、オフィスに通う必要はありません
- 決められた時間働かなくていい→9:00-17:00、9:00-18:00といった就業時間に縛られず、自分で決めた分、自分の好きな時間に働くことができます(大企業時代、すべての仕事が終わったのに、19:00まで席にいないといけないルールとかあったな。。)
- 自分の時間を大切にできる→家族との時間、自分ひとりの時間をたくさん確保することができます
- 自分の強みを最大限に活かせる→自分がやりたいこと、得意とすることを仕事にできるので、仕事自体が嫌だと感じることはありません
他にも細かい「フリーランスになって良かったこと」はありますが、上記だけでもメリットは十分感じられます。
そして、重要なことがもうひとつ。
それがお金についてです。
フリーランスの経費と税金
大企業にしろベンチャーにしろ、誰かに雇われている場合、私たちは働いて得た給料から税金を引かれたものが手元に入ります。
これ、雇われて働いているとなかなか気づかないですよね。
私自身、会社員時代は毎月「たくさん引かれてるな〜」って思ってた程度です。
そして、なんだかよく分からないけど、一年の終わりに年末調整やら源泉徴収やらをやり取りするといった感じ。
簡単に書くと
給料ー税金=手取り(もらえるお金)
一方フリーランス(個人事業主)の場合、お金の流れが異なります。
簡単に書くと
稼いだお金ー経費(仕事で使ったお金)=所得(残った稼ぎ)
→所得に応じて支払う税金の額が決まる
支払うべき税金を自分でコントロールできない(しづらい)のが雇われている身。
支払うべき税金を自分でコントロールできるのがフリーランス。
働き方だけでなく、お金の面でもフリーランス(個人事業主)はメリットがあるのです。
大企業からフリーランスへ転向するときに注意すること
もちろん良いことばかりではありません。
知らないと大変なこともあります。
企業を辞めてフリーランスの身となった一年目は、住民税や健康保険料が異常に高い
これは、前年度の所得に応じた税金を支払う必要があるからです。
そして、もちろん前述した年末調整なんかもないので、自分で確定申告をする必要があります。
フリーランス一年目だと、やはり大変なのはお金関係のことが多いかもしれません。
私も不安だったので、この本で勉強しました。これだけで確定申告まで終わらせられたので、フリーランス一年生にも優しい内容です。
まとめ:大企業退職後の道は別の企業だけじゃない【フリーランス転向もあり】
大企業からの転職、ましてや退職してフリーランスなんてかなり勇気がいると思います。
私も退職するまでは毎日胃痛との闘いでした。
でも、自身の体や心を壊しては元も子もありません。
退職で悩んでいる方は第三者に話を聞いてもらうのもおすすめです。
人生一度きり。
選択する道によっては、これまで経験したことのない自由な暮らしが待っているかもしれません。
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