わたしも以前はよく思っていました。いや、思っているだけじゃなくて、相手にも直接言っていました。
「なんでわたしの話を聞いてくれないの?」
自分の言っていることが正確に伝わっていないのか、相手からはトンチンカンな返答ばかりだったとき。こちらはただ気持ちを伝えたくて話しているのに、相手が突然怒り出したとき。本当は仲良くしたいはずなのに、こちらの気持ちを話しても手応えがないときなどなど。
「なんでそんな素っ気ない態度なの?」「ちゃんとわたしの話を聞いてほしいだけなのに」と、頭の中はハテナでいっぱいでした。
世の女性たちに、結論からお伝えしよう。
男と女といっても、人間対人間。ヒューマンアンドヒューマンなわけなので、思いやりを持って相手に接することは前提条件だと思います。その上で、ちょっとしたスキル効果を狙う方法が有効です。
そのちょっとしたコツと対策をお伝えします。
- 彼氏や夫がわたしの話を聞いてくれないのは意地悪でも無関心でもなく、脳の仕組みの違いが原因だということ
- 男性脳に伝わりやすくなる話し方の4つの具体的なコツ(タイミング・結論・登場人物・話し方)
- 少し工夫するだけで「ちゃんと聞いてくれた!」が増える可能性があること
男性脳に伝わる話し方——4つのコツ
あなたは普段、仕事で接する男性や、彼氏・夫と話をするとき、どのような流れで話をしていますか?
たとえば、あなたが彼氏に今日会社であった出来事を話すとき。このような流れで話していないでしょうか?
女性の話にありがちなパターン
- 突然物語が始まる
- 最初に話していた話題から完全に違うところで着地する
- 登場人物がたくさん
- 話が登場人物との会話形式(例:Aさんが「xxx」言って、「xxx」って返事したの、等)
これは女性に生まれたからには仕方ない部分もあると思います。女性の脳は、自身が体験したことを臨場感たっぷりに、まるで自分がその場にいるかのような話し方をしてしまう構造のようです。わたしも学生の頃はこんな話し方してた気がします。
女性同士で話すぶんには、もちろんこれで問題ない場合も多いです。
友達と話していると「わかるわかる!」「それでそれで?」と、どんどん話が広がっていく。脱線しても戻ってこられるし、登場人物が何人いても「あ、Aさんね!」と追いかけられたりもします。
女性同士の会話、実はお互いにすごく高度な情報処理を実施しているんだと思います。
だからこそ、相手が男性のときに「なんかうまく伝わらない」となるのは、あなたの話し方が悪いわけじゃない。相手のシステムが違うだけ。
「わたしの伝え方が下手なのかな」と思って落ち込む必要はないです。
ただ、相手に伝わる言語に少し翻訳する、というイメージで試してみると「ちょっと会話がスムーズかな」という変化が起きやすくなります。
わたしも最初は「なんでこちらが合わせなきゃいけないの?」と正直思いました。でも、相手に話したいことが伝わったときのストレスのなさは本当に楽!なので、今では割と自然にできるようになりました。
冒頭のような会話だと、男性は聞きづらいうえにストレスしか感じない可能性が高いです。せっかく伝えたいこと、言いたいことがあるのに、相手に伝わるどころかストレスを与えてしまうのは切ないですよね。
では、どのようにすれば良いか。
ここからは、男性脳に効果的な話し方スキルをご紹介します。
(1) まず「今ちょっといい?」の一言から始める
仕事ではこれができている女性も少なくありません。話をするときに、「今ちょっといいですか?」と一言断りを入れるやつですが、これは彼氏や夫にももちろん効果ありです。
相手が携帯を触っているとき、テレビを見ているとき。突然話し始める前に、ちょっとひと呼吸。彼らには準備が必要なんです。
仕事をしながら彼氏とのデートに着ていく服を悩んだり、料理をしながら子供の習い事について考えたりできる女性とは脳の構造が異なります。一つのことに集中しているとき、他の情報はシャットアウト。これは意地悪であなたの話を聞いていないのではなく、本当に聞こえていません。
もちろん中には女性脳寄りの男性がいるため一概には言えませんが、恐らく相手が女性脳寄りの男性であれば、あなたが「わたしの話をちゃんと聞いて!」と憤ることもないはず。
話したいことがあるとき、まずは「今ちょっと話して良い?仕事であった話を聞いてほしいんだけど」と、相手が聞く準備をする時間を与えてあげるのが効果的です。「めんどくさい」と思ってしまう気持ちはグッとこらえて。
(2) 最初に結論を言う——ゴールが見えると男性は聞きやすくなる
よーいドン!とスタートし始めてから、当初とはまったく違うところで着地する。
これも女性に多い話し方ではないでしょうか。あっちへ行ったりこっちへ行ったり、かなり寄り道をして着地点へ到達する方もいるでしょう。(わたしがそれでした)
ただ、この目的地・着地点の分からない話を長々聞くという行為、男性脳にはかなり負担になっているようです。わたしも、男性の脳というのはゴールが見えないとストレスを感じる仕様になっていると知ってから、まずはゴールを提示しよう!と心がけるようになりました。
このように、話すときはまず結論から伝え、一度に話す内容は一つに絞るようにしてみてください。そうすると、相手の男性もこれから始まる話のゴールが見え、また脱線することもないのでゴールまでの道筋を見失うこともありません。
(3) 登場人物は最小限に——キャラ紹介は本題じゃない
会社のA先輩、同じ部署のBさん、事務のCさん。
彼らは、その時々の情景を説明するために必要なキャラクターかもしれません。ただ登場人物が多すぎる場合、話したい内容を理解するよりも、彼らをイメージするために脳のメモリを使ってしまうことになりかねません。
特に、話の中で登場人物のキャラクター像まで事細かに説明する人は、要注意です。
この時点で男性の脳内では「相手の女性が伝えたいこと<個性豊かなキャラクターたち」となっています。もしあなたがキャラクターたちの紹介を目的としているなら、この話し方は間違っていないと思います。ただ、目的は違いますよね?
(4) セリフの再現より「一言で要約」する
上の例にもありますが、話の中であたかも登場人物が話しているかのように、感情を込めて発言を再現している方。わたしとしては、そうやって話してもらうと紙芝居を見ているようで楽しいです。ただ、男性相手の場合、彼らにストレスを与えてしまう可能性が高いのです。
ではなくて、
登場人物同士の会話形式になると、やはりこれも男性の脳内では「相手の女性が伝えたいこと<キャラクター同士の会話の内容」という認識になってしまいます。
冒頭の会話を、ここまでお伝えした4つのコツに当てはめて話すとしたら、次のようになります。
【before】
【after】
どうですか?ぜんぜん違うのではないでしょうか。
afterの方がすっきりしていて、相手も何を求められているか(最終目的=慰めてほしい)がすぐわかります。
最初は会話自体にちょっと物足りなく感じるかもしれません。「こんなに簡潔なことしか伝えなくて大丈夫?」「そっけなくないかな」。しかし、相手にしっかりと話を聞いてもらえた方が、結果的に気持ちが楽になるはずです。
Aさんのキャラクターの紹介は、相手に目的が伝わったあとでゆっくりするのはどうでしょうか。
話し方を少し変えるだけで、聞いてもらいやすくなる
男性と女性では、脳の構造が異なります。
女性同士であればきちんと聞いてくれる話し方でも、男性相手だとそれがストレッサーになってしまう。これはそもそも仕様が違うので仕方がないと思います。
相手がちゃんと話を聞いてくれない、と感じているあなた。
少し話し方を工夫してみませんか?
実践してみて、相手がこれまでよりも「なんだか聞きやすいな」と思うなら万々歳!やっぱり話を聞いてもらうって嬉しいですもん。
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