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もし今あなたがこんな状況に陥っているとしたら、ぜひこのまま記事を読み進めてみてください。
もしかすると、あなたはカサンドラ症候群になっているのかもしれません。
今回は、特にアスペルガー症候群を家族に持つ人が陥りやすいカサンドラ症候群という症状についてお話していきます。
これを読めば、何も見えずワサワサしていた心のモヤが少しは晴れると思います。
この記事を書いているわたし自身、アスペルガー症候群の家族に悩み、カサンドラ症候群に陥った経験があります。
今回は当時の様子もまじえながらカサンドラ症候群の特徴についてご紹介していきましょう。
※現在はASD(自閉スペクトラム症)と呼ばれることが一般的ですが、この記事では検索されやすさを考慮してアスペルガーという表記を使用しています
- 「カサンドラ症候群」とは何か、その特徴とチェックポイントがわかる
- アスペルガー症候群の家族を持つ人が孤立しやすい理由と、その心理的な背景
- カサンドラ症候群かもしれないと気づいたとき、今日からできる具体的な一歩
カサンドラ症候群かもしれないと思ったら【チェックポイント】
パートナーや家族がアスペルガー症候群かもしれないという状況において、まず確認すべきポイントがあります。
- 周りにあなたの気持ちに寄り添って味方になってくれる人がいない
- 相手と分かり合えることができないと絶望感を感じている
- どんなに頑張って相手との関係を築こうとしても虚しさや辛さがつのるばかり
- いつも相手のことで悩んでいる
もしあなたが継続的にこのような状況にある場合、カサンドラ症候群になっている可能性が高いです。
どんなに頑張っても先が見えない / 虚しさや絶望感しかない
さらにご飯が食べられなくなっていたり眠れなくなっていたりするなら要注意。これらはすべてカサンドラ症候群の症状といわれています。
当時のわたしは、このチェックポイントの回答すべてYESでした。
この記事を読んで悩んでいるあなたは、おそらく既にアスペルガー症候群という症状については調べているのではないでしょうか。
アスペルガー症候群についての詳細はこちらもご覧ください。
多くがアスペルガー症候群とセットで語られることの多いカサンドラ症候群。
そもそもカサンドラ症候群って何かの病気なんでしょうか?
カサンドラ症候群は症状を表す言葉
わたしは医学的専門者でもないので詳細は語れませんが、これまでの経験や勉強したことからわかったことは「カサンドラ症候群は病気ではなく、ある症状を表す言葉である」ということ。
カサンドラという名前はギリシャ神話に基づいているようですが、簡単にまとめるとこんな感じです。
【ギリシャ神話】自分の話を周囲の人に信じてもらえない王女=カサンドラのお話
【現代】家族に対し悩んでいるものの、周囲の人に信じてもらえずさらに苦しむ様子をカサンドラ症候群と呼ぶ
友達に相談しても「あなたの旦那さんすっごくいい人じゃない!何言ってるのよ〜」と言って親身になってもらいづらい、というのがまさしくですね。
なぜ周りにわかってもらえないのか——カサンドラ症候群の孤立の構造
カサンドラ症候群で一番苦しいのは、症状そのものよりも「誰にもわかってもらえない」という孤独感だと思います。
相手がアスペルガー(ASD)の診断を受けていない場合、友達に話しても「でもいい人じゃない」「あなたが気にしすぎなんじゃ」と返ってくることが多い。外向きにはとても魅力的に振る舞える人が多いからです。
わたし自身、何度も「でも優しいところもあるでしょ」と言われました。そのたびに「そうか、わたしの感じ方がおかしいのか」と思い直す。その繰り返しが、だんだんと自分の感覚への信頼を奪っていきました。
カサンドラ症候群の孤独は、相手がいるのに孤独、という種類の孤独です。一般的な孤独とは少し違う。だからこそ、「わかってもらえない」という絶望感が深くなっていくんだと思います。
この感覚を感じているなら、あなたがおかしいのではありません。そういう状況に置かれているということです。
相手がアスペルガーとして発達障害の診断をされていない場合、そこに医学的な確証はないわけです。
「わたしの旦那はアスペルガーの症状に当てはまる」「うちの子供はアスペルガーっぽい行動が多い」
相手が発達障害だからこんなに大変なの?それとも単純に性格の問題?と、医学的判断を確認する日々になっている人も多いでしょう。
その気持ちはとてもよくわかります。
なぜなら私自身もそうだったから。
- 相手が病院に行って診断してもらうのは無理そうだ
- でもアスペルガーの症状が全部当てはまる
- もしそうなら私のこのツラさはカサンドラ症候群というやつに違いない
先の見えない絶望感の中で、よりどころを探そうとするんです。
医学的な問題だとわかれば、その対処法もわかると思うから。特に周りに親身になって話を聞いてくれる人がいなかったりする場合、よりいっそうカサンドラ症候群の症状は悪化していってしまいます。
カサンドラ症候群という言葉を初めて知ったとき、正直ホッとしました。
「あぁ、これはわたしだけじゃないんだ」「この状態には名前があるんだ」と思えたことで、自分がおかしいわけじゃないという感覚が少しだけ戻ってきた気がしました。
と同時に、こんなにたくさんの人が同じ苦しさを抱えているということ、そしてそういう言葉が存在するという事実に、驚いた記憶もあります。
名前を知ることは、状況を変えることではありません。でも、自分が置かれている状況を言語化できるようになることは、次の一歩を踏み出すための大切な準備になると思っています。
実際に読んで心が少し楽になった本
周りにアスペルガーに悩んでいる人はいなかったので、実際に経験された人の話を聞いてみたかったんです。
カサンドラ症候群という言葉を知ってから最初に読んだ本でした。
パートナーがアスペルガーかも、そして自分はカサンドラ症候群かもしれないと悩んでいる方は読んでみて損はないと思いますよ。
実際に経験された人の話を詳細まで知れるのが本のいいところですね。
こちらの著者は日本人ではないのですが、世界のどこでも同じ悩みを抱えている人はいるんだなと思って少し気持ちが楽になりました。
和訳もとても読みやすいので、サラッと読めてしまいます。
本を読んでいる間は深い絶望感におそわれることもないので、当時は色々な本を読み漁っていました。
カサンドラ症候群から抜け出すための最初の一歩
まずはカサンドラ症候群の特徴ともいわれている孤立状態から抜け出すこと。
相談する場所がなければ、このサイトの問い合わせページから気持ちを吐き出してもらっても大丈夫です。
その他こんな電話相談なんかもありますよ。
少し元気になってから、あなたが陥っているこの状況からどうしていくかを考えていけば大丈夫です。
- カサンドラの原因となっている相手と距離を取る
- 自分の幸せについて考えてみて新しい道を選択する
- このまま相手と続けるために自分の考え方を変える
などなど、あなたは色々な選択肢を選ぶことができるはずです。
「孤立状態から抜け出す」と言っても、いきなり大きなことをしなくていいです。
まずは、自分の気持ちを誰かに話すだけでいい。家族でも友達でもなく、まったく知らない第三者に話すというのが実は一番ハードルが低かったりします。女性相談支援センターへの電話相談や、オンラインのカウンセリングサービスなども選択肢のひとつです。
わたしが一番助かったのは、同じ経験をしている人たちの体験談を読むことでした。「あ、これわたしと同じだ」と思える瞬間が、一人じゃないという感覚を取り戻させてくれました。
今すぐ状況を変えなくていい。今すぐ答えを出さなくていい。ただ、「これはカサンドラ症候群かもしれない」という自分の感覚を、大切にしていてください。その感覚がまだ残っているうちが、動けるタイミングです。
人生はたった一度きり。
せっかく生きるなら笑って楽しく過ごしたいですよね。
あなたが再び笑って過ごせる日を取り戻しましょう。
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