「別れる」「離婚する」——ケンカのたびに、その言葉が飛んでくる。
最初は真剣に受け止めて、必死に引き止めて、なんとか関係を修復しようとした。
でも何度も繰り返されるうちに、その言葉に慣れるなんてことはなく、どんどん心が削られていく感覚がある。
そしていつの間にか、ケンカのたびに「また始まった」と思いながら自分の心に背を向けて、ただやり過ごすことを覚えてしまっている。
そんな経験に心当たりがあるなら、この記事を読んでみてください。
どんな時でも、人として相手に言ってはいけない言葉というものがあります。
モラ夫というのは、そんなアウト!な言葉も、ポロっと口に出してしまう人が多いように思います。
- 「別れる」「離婚する」という言葉がケンカのたびに繰り返される関係が、なぜモラハラのサインになり得るのか
- 別れるつもりもないのにその言葉を使い続けるパートナーの心理と、実際の会話のパターン
- その言葉を言われ続けることで精神的に消耗していくメカニズムと、今のあなたに知っておいてほしいこと
パートナーからこんな言葉を言われていませんか?NGワードがこちら
お付き合いをしている時、結婚している時、パートナーに対して絶対に言ってはいけないことってありますよね。
相手を傷つけるような言葉や相手の人格を否定するような言葉。そのような言葉はもちろん発するべきではないと思いますが、わたしが思うNGワードのひとつにこちらがあります。
別れるつもりがないくせに言う「別れる」「離婚する」
この言葉を言ってしまう人、いると思います。
もしかしたらあなたもついつい言ってしまうタイプでしょうか?もちろん、だからといって責めるつもりは毛頭ございません。なぜなら、わたしも昔は言ってしまったことがありますもの。
この言葉を使う人の心境として、こちらが「別れる」と言っても相手は絶対に別れないだろうという前提で口にしている場合が多いような気がします。
別れない確率が恐らく90%くらいのとき。ただ単に自分の不安を解消するため、相手の気持ちを確かめるためという、ちょっとお子様な手段。
分かってはいるけれど、わたしも学生時代にパートナーにこのような言葉を口にして困らせたことがあります。
ただこの言葉、もし相手のターンで「うん、そうだね、別れよう」と言われた場合、どうするのでしょうか?「さっきのは嘘!」とかなんとか言ってごまかすのでしょうか。
ただ、たとえその場をごまかせたとしても、言われた方にとって良い気持ちはしないですよね。
やっぱり「別れる」なんていう言葉は、本気で別れる時にしか使うべきではないと思います。ましてや「離婚する」なんて言うのは、本当に最後の最後まで言ってはいけないNGワードではないでしょうか。
「別れる」と言うだけでモラハラになるの?
こちらの疑問ですが、答えは「NO」です。
ケンカをして感情的になり、ヒートアップして思わず口にしてしまう人もいるでしょう。たった一度売り言葉に買い言葉で発してしまった・・・。相手からしたらモラハラに取られるのだろうか?
わたしは、「別れる」「離婚する」と言っただけで、それがモラハラに当たるとは思いません。ただ、あくまでも「これってモラハラかな…?」と気づくための一つのキーワードとして見ることは出来ると思うのです。(これはつまり、パートナーからも同様に判断材料とされる場合があります。)
このワードが出たからといって、必ずしもモラハラだと断定する必要はありません。重要なのは、それが普通ではないレベルかどうかということ。要は程度問題です。
オオカミ少年と同じで、「別れる」「離婚する」という言葉が何度も何度も繰り返されると、人というのはだんだん信じることが出来なくなってきてしまいます。
たとえ言った本人は、本気で別れるつもりがなかったとしても。
ケンカのたびに起こる不毛な争い。モラ夫との会話例
例えば、わたしとモラ夫の会話の中では、このような流れで「別れる」「離婚する」というワードが出てきていました。
〜いつものように他愛もないことから難癖をつけられケンカへ発展〜
その後バトルの末、結局「別れない」ということになりましたが、ケンカは繰り返されます・・・
バトルの末、やはり「別れない」という結論に。そしてまた同じことが繰り返される日々・・・
このように、モラ夫は「別れる」「離婚する」という言葉を重たい言葉として使ってはいません。感情のままに発し、その後まともな話し合いもせず(出来ず)、同じことを繰り返すのです。
そして、パートナーから何度も何度も「別れる」「離婚する」と言われた側は、だんだん精神的に消耗していくことになります。
なぜ「別れる」を繰り返すのか——その心理的な背景
モラ夫が「別れる」「離婚する」という言葉を繰り返す理由は、別れたいからではありません。
その言葉を使う本当の目的は、あなたをコントロールすることです。
「別れる」と言えばあなたが慌てる。引き止める。謝る。そして自分が優位に立てる——そのパターンを、無意識のうちに学習しているのです。
最初のうちは「本当に別れるつもりなのかも」と真剣に受け止めて、必死に引き止めようとした方も多いと思います。でもそれが積み重なるうちに、あなたはだんだんと消耗していきます。
本気かどうかわからない言葉に、毎回向き合い続けることの疲弊感。話し合おうとしても話にならない徒労感。「またか」という諦めの感覚。
これらが積み重なると、やがてケンカそのものへの恐怖感や、パートナーの顔色をうかがうことが日常になっていきます。
また、この言葉が繰り返されることには、もうひとつ怖い側面があります。
本当に関係が限界に達したとき、「どうせまたいつものことだろう」と思ってしまい、深刻なサインを見逃してしまうことです。オオカミ少年と同じで、何度も繰り返されると言葉の重みが失われていく。
でもそれはあなたの感覚が麻痺してきているサインでもあります。
さいごに:言ってはいけないことを言われ続けるのなら
相手が悩んで考えて発した「別れる」「離婚する」という言葉なら、それに対して真摯に向き合う必要があるでしょう。少なからず、あなたにも見直さなければならない点があるはずです。
ただ、それが相手から何度も何度も発せられるのならば。
あなたが相手の言葉に対して向き合おうと思っても話にならないのなら。それは、あなたではどうしようもない可能性が高いです。
その場合、相手の心に問題があるのかもしれません。
その言葉に慣れてしまっているなら、立ち止まってほしい
「別れる」「離婚する」という言葉を何度も浴びせられてきた人は、ある時点からその言葉に慣れてしまうことがあります。
慣れること自体は、心を守るための自然な反応です。でもその慣れが、自分の置かれている状況への鈍感さにつながっていることもあります。
一度だけ、冷静に考えてみてください。
パートナーから「別れる」「離婚する」という言葉を言われるたびに、あなたはどんな気持ちになっていますか?
最初の頃と今とで、その気持ちは変わっていますか?
もし「最初は怖かったけど、今はもう何も感じない」「またかと思うだけ」という状態になっているなら、それはあなたの心がかなり消耗しているサインかもしれません。
「別れる」という言葉は、本来それだけの重みを持つ言葉のはずです。それが日常的な会話の中に出てくることがそもそもおかしい、ということを、渦中にいると忘れてしまいがちです。
その言葉を言われるたびに傷ついていること、消耗していること——それはあなたがおかしいのではなく、その言葉を簡単に使うパートナーの側に問題があります。
もし今、誰かに話を聞いてもらえる環境があるなら、ぜひ話してみてください。一人で抱え込んでいると、「これが普通なのかもしれない」という感覚に陥りやすくなります。
第三者の目線は、あなたが見えなくなっているもの、見たくないものも、しっかりと見てくれるはずです。
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