毎日辛く苦しい思いをしている方の中には、パートナーのことをモラハラ認定したくない、という人もいらっしゃいます。
モラハラ認定してしまったら、余計辛くなるかもしれない。。そこにはまだ「好き」という気持ちがあるからなのかもしれません。(私にも同じ経験が…)
そんな人たちにとって、一般的に出回っているモラハラチェックをする際はちょっと気をつけるポイントがあります。
それは、「たくさんチェックがついたからあなたのパートナーはモラハラ認定です!」という簡単なものではなく、あくまでもその結果をひとつの材料として、自分自身でしっかりと考えていくことが大切だということ。
この特集では、自分自身で未来を選び取っていけるようにチェックリストだけではなく、もう少し深く考えるための手助け的情報を発信しています。
ひとつひとつの情報を集めて、最後に決断するのは自分自身です。
特集第1回目はこちら。
ポイント1:許せないことは誰にだってある
「これをされたら許せない」
あなたにも、ひとつやふたつはありませんか?
浮気、不倫、多額の借金、ギャンブルなどから、家族や友人をバカにされる、嘘をつかれるなど、誰にでも許せない言動というのは存在するものです。
そのため、パートナーがあなたのどんな言動に対して「許さない」と発言しているかを見るのがひとつのポイントです。
たとえばあなたが浮気をしたとして、パートナーから「許さないからな!」と言われたとしましょう。この状況で、あなたは相手のことをモラハラだと思うでしょうか?
もちろんわかりやすい行動だけではなく、あなたの発した些細な言葉が相手の「許せないこと」だったりするかもしれません。
パートナーがどんなことに対して「許さない」と発しているかについて考えることで、自分の言動を見直すチャンスになることもあります。
ポイント2:モラハラはどんなことでも「許さない」
パートナーがあなたの言動に逐一腹を立て、そのたびに「許さないからな!」と発している場合は要注意です。
人間、大なり小なり嫌なことをされれば許したくないこともあるでしょうが、頻繁に「許さない」という言葉を振りかざす人というのは、あなたではなく相手に問題がある場合が多いです。
- パートナーが帰ってくることを忘れてチェーンロックをしてしまった
- パートナーのデザートを間違えて食べてしまった
- 助手席で道案内をしていたら間違った道に進んでしまった
こちら、実際過去に私がやってしまって謝ったことの一例です。
たとえばこのようなことで「絶対に許さないからな!」と鬼の形相で怒鳴ったりする場合、モラハラタイプである可能性がどうかというより、器が小さい人間である確率は高めでしょう。
あなたに対してだけではなく、子供に対して行っている場合も然りです。
間違ってはいけないのが、上記私がやってしまったことに対してもちろん怒る人もいるということ。
実際、私も疲れて帰ってきたときにチェーンロックがされていたり、楽しみにしていたデザートを食べられたりしたら怒ることもあると思います。(限定品のデザートだったりしたら尚更!笑)
ただ、そこで「絶対に許さない!」と鬼の形相で怒鳴り散らすことはありません。
小さなことも相手にとっては大きなことかもしれないので、憤ったり怒ることもあるでしょう。ただ、それをどのように伝えるかというのも大きなポイントです。
ポイント3:許すかわりに何かを差し出す必要がある
パートナーとの間において、多少のことであれば「ごめんね」で許されることが多いのではないでしょうか。
もちろん、中には自分のしてしまったことがあまりにもひどく、誠心誠意込めて謝罪をしないと許されないようなこともあるかもしれません。
ただ、パートナーからの許しを得ようと毎回何かを差し出している場合は、ちょっと立ち止まって考える必要があります。
パートナーとの関係において、本来ふたりの関係は対等であるべきです。
にも関わらず、パートナーから許してもらおうと必要以上に謝ったり、お金を渡したりするのは健全な関係でしょうか?また、それらを強要してくる相手は人としてどうでしょうか?
許しを得るために何かを差し出す、または犠牲にし続けていると、だんだん主従関係ができてしまいます。
既にそのような関係性にある方も、ちょっと危ないかも…という方も、今一度パートナーとの関係性を見つめ直してみてください。
まとめ
今回は、パートナーから発せられる「許さない」というワードについてお話してみました。
個人的には、誰かに対して許せないことがあってもいいと思っています。人間である以上、それは仕方のないことかなぁと。
ただ、「許さない」という言葉は、使い方によってときにボディブローのように相手を締め付け、苦しませる言葉であるということも確かです。
「なんで私はパートナーから許されるために、いつもこんなことをしないといけないのだろう」
もしあなたがそう思っていたら、一度立ち止まってみる良い機会かもしれません。
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