自分に自信がある人はこの世界にどれくらいいるのでしょうか?
そもそも自分に自信って必要?誰のために?
「自信」「自尊心」「自己肯定感」
きっと誰もが生まれたときには自信なんてものは意識しなかったはず。
それにも関わらず、気がつけば「自信」なんてなくて自尊心なんかボロボロで、自己肯定感はドン底。
いつも何かに怯えて苦しくて、「自分」がなくなってしまいそうで怖い。
苦しみの中にいるときは、どうにかして自信をつけなきゃ、自尊心を保たなきゃ、自己肯定感が高い人がステキなのに私なんか。。と考えてしまいますよね。
でも大丈夫。
私が断言します。
あなたは今のままのあなたでいいんです。
【否定・非難・批判】3Hによるダメージの大きさ
この3つのマイナス対応に出くわす時期は人によってさまざまです。
ある人は社会人になってから、ある人は学生の頃、またある人は物心ついた頃から。
特に大切に思っている人からのマイナス対応がどのくらいあなたに悪影響を与えているかは、自分が思っている以上だと考えて間違いないでしょう。
生まれたときはまっさらだったあなたの心に、いつしか大きな影を落とす原因のひとつがこの3Hです。
①【否定】による心へのダメージ
試行錯誤して完成させた資料を上司に提出したとき。
「え、こんなんでOKだと思ってる?全然ダメでしょ。」
一生懸命考えたデートプランをパートナーに提案したとき。
「マジでこれやろうとしてる?いや、それはないわ〜。」
がんばって作った作品を親に見せたとき。
「なにこれ?変なの。」
あなたががんばって行ったことに対して、ただただそれを打ち消すような言葉を言われる。
特に自分なりに精一杯努力したとき、相手を喜ばせようと思って取り組んだときなどに否定の言葉で打ち返されると、ダメージはことさら大きいでしょう。
またこの否定が長期に渡ったり幾度も繰り返される場合、
- 自分はなにをやってもダメなんだ
- がんばったところでなにも変わらない
- この先何をやってもうまくいかない
という思考に陥ってしまいやすいです。
もちろん意見の相違や価値観の違いなどで、相手のことを否定せざるを得ないシチュエーションもあると思います。
そんなときに相手の言い分が納得できるものであれば、それは正常な「意見交換の場」となります。
ただ頭ごなしに感情のまま否定ばかりする人が近くにいたり、また言い返せない相手の場合などは「やっぱり自分が間違っているかもしれない」と常に自分の側に問題があると思うようになってしまいます。
②【非難】による心へのダメージ
自分なりにがんばっているけれど、なかなか仕事で認めてもらえないときに先輩から言われたひとこと。
「あんたってそんなこともできないの?」
デートのとき、道案内をするも間違った道を進んでしまったときにパートナーから言われたひとこと。
「なんでいつも間違うんだよ!お前ってほんとそういうとこあるよな。」
ただただ思うままに過ごしているだけなのに、親から言われたひとこと。
「何でそんなことするの!?あんたはいっつもそうやって迷惑ばかりかける!」
悪気があって何かをしたわけじゃないのに、自分のやったことや言ったことに対して責められる。
相手を困らせようと思ってやっている場合は別ですが、たいていはただただ普通に行動しているだけなのに強くキツくあたられる。
非難をされ続けると、自分がやっていることがすべて間違っていることのように感じてしまいます。
- あのときあんな言葉を言ったらいけないんだ
- あのシチュエーションのときは〇〇しないとダメなんだ
- 〇〇はやったらいけないことなんだ
そう考えるうちに、自分の発する言葉ややろうとする行動に躊躇するようになります。
言葉を発する前に考える。
「こう言ったら怒られないかな?」
何かやろうとする前に考える。
「こうしたら責めてこないかな。。」
常に相手がどう思うかによって自分の行動を決めるというクセがついてしまうのです。
③【批判】による心へのダメージ
仕事上は問題ないのに、何かにつけていつも上司から指摘されるとき。
「いやだからここはこうしろって言ってるよね?指摘されるうちが花だと思いなよ。」
動画や音楽、スポーツやアニメ、どんな話をしてもいつもパートナーから揚げ足を取られるとき。
「それは〇〇だろ?あと□□は違うって。ちゃんと調べてから言えよ。」
興味のあることにトライしても、いつも親に怒られたとき。
「だめ!」「やめて!」「〇〇なことはしないで!」
たしかに正しいことを正しい、間違っていることを間違っているということは悪いことではありません。
でも、人は正論を掲げていつも相手から批判され続けると、いつしか好奇心や冒険心を無くしてしまいます。
- 間違っても次は間違わなければいいだけ
- 失敗しても笑って済むことなんてたくさんある
- 相手が正しいと思っていることが必ず正しいことはない
批判をされ続けた人は、そんな前向きでポジティブな感情を失っていってしまうのです。
自分を変える必要なんてない
真面目で優しい人は、相手の気持ちに寄り添って自分を省みることができます。
「相手が嫌がることはやらないようにしよう」
「もっと自分を磨こう。」
「自分の間違いは正さなきゃいけないんだ」
どれもステキで良心的な考えです。
否定・非難・批判をされ続けてきた人は、何とかして自分を変えようと努力します。
自分が変われば、自分がレベルアップすれば、きっと否定や非難、批判はなくなると信じて。
でも、残念ながらこの考えが自分を苦しめてしまう環境もあるんです。
特にモラハラタイプの上司、DVパートナー、毒親などが相手の場合、あなたが変わろうと努力したところで、ツラい環境は変わらないことが多いでしょう。
相手はモンスターで、あなたがレベルアップすれば勝てる!なんて話でもない。
相手はモンスターだからこそ、絶対にあなたに負けないように、自分が勝つまであなたを痛めつけます。
さて、そんな相手に対してもまだ
相手とうまくいくために自分が変わらなきゃ
と思いますか?
いや、私は相手のためじゃなくて自分のために変わろうとしてるから大丈夫
と頑張り続けますか?
あなたはじゅうぶん頑張ったはずです。
ここまで頑張って何も変わらなかったら、それはそのままにしときませんか?
つまり、あなたは何も変わらなくて大丈夫、ということ。
まとめ:今のままのあなたで素晴らしい
何をやってもうまくいかない自分はダメだ。
ツラい環境から抜け出すには努力するしかない。
自分が変わればきっと良くなる。。!
そう考えて、前向きに幸せになれる人はそれでもいいんです。
でも、きっと今こうして悩んでいるということは、頑張ることにも疲れてしまっているのではないでしょうか。
何をやってもうまくいかない自分だっていいんです。
努力して抜け出そうとしなくてもいいんです。
無理して変わろうとしなくてもいいんです。
ダメなところがある自分でいい。
抜け出せないならそのままにしておいてもいい。
変われないなら変わらないままでいい。
誰に何を言われようと、あなたはあなたのままで素敵な人です。
相手からのマイナス対応に心を痛めて頑張ろうとする人なんだから、悪人なわけありません。
ただ、もしかしたら頑張りすぎているかも?
悩みたかったら明日また悩むこともできます。
今日のところはほんの少しだけ、今のままのあなたで過ごしてみませんか?
何も頑張らず、何も変えようとせず、そのままのあなたで。
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