相手のことを想って夜も眠れない。。
明日のデートが楽しみ!嬉しさで眠れないこともあれば、相手との関係に悩んでなかなか眠れないことも。
恋をすると楽しいことも多いですが、同時に苦しいこともたくさんあります。
幸せでワクワクドキドキしているときはいいけれど、相手との関係に悩んでいるときはどうにかしてその状況を抜け出そうと、あれこれ色々なことを考えてしまいます。
居ても立ってもいられない!と感情的になり、正常な判断ができないなんてこともよくある話。
では、どうして相手とうまくいかないのか?
もちろん十人十色、恋する人が10人いたら10人がまったく違う環境や価値観を持っているので、一概に「これが原因です!」なんてことは言えません。
しかしこれからお話することに当てはまる場合、恋愛や結婚において相手と一緒にいることが苦しくなる確率が上がるように感じます。少なくとも、わたしの場合はそうでした。
恋愛も結婚も人と人とのつながり。
人として自分を偽り続けるような関係はやめておいた方がよさそうです。
恋をしていると自分を繕ってしまう【相手に良く見られたい】
好きな相手には自分のことを良く見てほしい。
かわいい、キレイ、かっこいいって思われたいし、好きになってもらいたい。自分だけを見ていてほしい。
そう思うのは悪いことではありません。
いつだって頭の中は相手と自分の関係性だけでいっぱいです。
恋をしている多くの人は相手に良く見られたいと思い、多少相手の好みに合わせて服装を変えたり相手の好きな話題に合わせて話したりするものです。
しかしこれは程度問題。
自分を繕いすぎるあまり偽りの自分でしか相手と接することができなくなり、自分を見失ってしまうと大変です。
- 相手に好かれようと、これまで自分が好きだったことを無理にやめる
- 相手が嫌いな人やものを、自分も嫌いになろうとする
- 相手が好きなものやことを、自分も好きになろうとする
それらが重なると、だんだんと自分の本当の気持ちがわからなくなり、自分に対する自信も無くしていきます。
実際の体験談を交えながら詳しく見ていきましょう。
①偽りの自分1〜自分が好きだったことを無理にやめる〜
あなたには趣味や楽しみがありますか?
ゲームや音楽、スポーツや推し活など、自分が心から楽しいと思える趣味があるってステキなことです。
でも、もしあなたの好きな相手があなたの趣味を否定したり理解してくれなかったとしたらどうでしょうか。
「ちょっとその趣味はよくわからない」
「何がおもしろいの?」
たとえ相手にこう言われたとしても、「そっか、そう思うんだ。まぁ自分は好きだけど理解できない人もいるか」「自分が好きだから関係ないか」と気楽に考えられれば大丈夫。あなたはまだ自分を偽ってはいないでしょう。
しかし、ここで自分の好きなことをやめてしまう人は要注意。
あなたの趣味はあなたのものです。相手の趣味とは違ってもいいんです。
そして、それは相手にも言えること。相手の趣味は相手のものだし、自分の趣味とは違ってもいい。ただ、それをけなしあったりせずにお互いが尊重すればいいだけ。
相手に好きになってもらおう、嫌われないようにしようという理由で自分の好きなことを無理にやめるのは、自分を偽っていると言えそうです。
②偽りの自分2〜相手が嫌いなことは自分も嫌い〜
「俺、あいつのこと嫌いなんだよね」
「わたし、〇〇してる人ってほんとイヤ」
好きな相手も人間。イヤなことや嫌いな人の一人や二人いてもおかしくはありません。
これを「そうなんだ」「(自分はそんなに嫌じゃないけどな)」と受け流せればいいのですが、相手に合わせて「わたしもあの人あんまり好きじゃない」「僕も〇〇してる人は受け付けないな」などと答えてしまう場合は要注意。
相手に嫌いな人間やイヤなことがあるのは仕方ありませんが、そこに便乗して自分までネガティブな意見を持つ必要はありません。
相手がネガティブな意見を発する前まではなんとも思っていなかった対象が、相手の言葉によりなぜかネガティブに見えたり聞こえたりする、なんてことがあれば少し冷静になって考えてみてください。
あなたは本当にそれがイヤですか?嫌いですか?これまではなんとも思ってなかったんじゃないですか?
③偽りの自分3〜相手が好きなものは自分も好き〜
- 相手の好きな音楽を聴いたら、自分もいつしかその曲が好きになった
- 相手の好きなお菓子を買ってみたら、とてもおいしくて自分も好きになった
好きという気持ちはとてもポジティブで、このようなエピソードはほっこりします。
しかし、これも程度問題。
相手が好きなものを自分も好きになろうと無理にトライしたり、相手のハマっている趣味に合わせて自分も頑張ってみたり、すべてが相手に合わせた「好き」になっているときは注意が必要です。
それは本当に自分の好きなものですか?相手がいなくなったとしても楽しいから続けられるような趣味ですか?
一度じっくり考えてみることをおすすめします。
偽りすぎると本当の自分がわからない【自分を見失う】
相手軸で生きていると、だんだん自分の意見なのか相手の意見なのかその境界線があいまいになってきます。
本来自分の中にあった好きと嫌いの気持ちが、相手の好きと嫌いの気持ちに影響を受けすぎて、いつのまにか偽りの自分ができあがってしまう。
さらに相手との関係がうまくいかない場合、「すべては相手が持っていたものだ」「自分には何もない」「自分には何も残っていない」という無力感に陥ることも。
それは突然ガラッと変わるようなものでもなく、ゆっくり徐々に徐々に変わっていくので、自分でもなかなか気がつかないことも多いです。
もちろんそれを新しい自分として新たな人生を歩み続けられるなら、これも幸せのひとつかもしれません。(そこで開き直れるタイプはここまで悩まない気もしますが)
しかし、もし相手軸に生き続けたまま相手がいなくなってしまったら。。?
そのあと残った自分は何が本当の自分かわからなくなり、何に心を踊らされて何に心を痛めるような人間だったのかも見失ってしまいます。
何かに価値を見出そうとする【自分の価値】
自分を見失ってしまった人は自分の中にある「好き」や「嫌い」に自信を持てず、他の何か見えるもので自分の価値を確かめはじめます。
それが今の時代だとSNSのフォロワー数だったりバズりだったり、数字で見える化された支持によって空っぽの自分を埋めるかのごとく、いっときの安心感を得るのです。
でも、そもそも自分の価値ってなんでしょうか?
誰かに求めらることが価値なら、自分以外の基準で自分の価値なんてコロコロ変わります。相手の評価は時と場合によっていくらでも変わるのです。その度に自信を失う必要があります。
相手に合わせてばかりで自分を偽り続けた先にあるのは、
- 本当の自分は何か?(あいまいな自己)
- 自分の価値の再確認(自信の回復)
- 相手軸での評価(自信の喪失)
という負のループ。
実際にハマったことのあるわたしも、抜け出すのは容易ではありませんでした。
これにハマってしまった場合はどこかで断ち切るためにも、自分は自分という気持ちを大切に、自分軸で考えることを意識する必要があります。
恋や結婚は相手のためにするものじゃない
絶対にその人と一緒になりたいから。
相手が好きすぎて仕方ないから。
恋や結婚、好きな相手と一緒にいたいと思うそんな気持ちを決して否定しているわけではありません。
でもそれが行き過ぎて相手に合わせてばかりだと、のちのち自分を苦しめる。
たとえ相手と別の道を歩むことになったとしても、一緒にいるときは自分が心地よく、お互いの好きや嫌いを尊重し、その後の人生も温かい気持ちになれることが大切なんじゃないかと思います。
自分を捻じ曲げ、偽ってまで一緒にいる人は、自分にとっていったいどんな人なのか。
向上することは悪いことじゃない。
かわいくなりたい、きれいになりたい、かっこよくなりたいは悪ではない。
ただそれが、本当に自分が心地よく好きでやっていることなのかどうか。
男と女、男と男、女と女、どんな組み合わせでも結局は人と人。自分と相手は違う。
自分と相手、お互いの人生を尊重し合える関係性じゃないと続かない。どちらかが苦しくなる。
もちろんパートナー、恋人や夫婦がいなくてもいいと思う。
人は最後にはひとりで旅立つ。
旅立ちまでの人生において、いかに自分の時間を大切にしながら、穏やかに過ごすことができるか。
自分の人生を自分なりに生きていきたいものですね。
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