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いわゆる頭痛持ちである筆者は、長いこと偏頭痛に悩まされています。
彼らはいつやってくるかわからない。。
「最近は調子がいいな」なんて思っていた矢先、何も手につかないほどの痛みにおそわれ、「さっきまでは何ともなかったのに…」なんて落ち込むことが繰り返されます。
偏頭痛に悩んでいる人にとって、このなんともいえない痛みはときに吐き気までもよおすことも。
サラリーマンとして会社勤めをしていた頃は、頭痛からの嘔吐でよくトイレにこもっていました。
特に座りっぱなしのPC仕事が続き、ストレスが溜まってきた頃にやってくる偏頭痛は、痛みがきてから対処をしても遅いことが多いです。
つまり、痛みがきてからツラくなって痛み止めを服用したとしても、すぐに痛みが引かない。
長年に渡る偏頭痛との戦いでわかったこと。それは
痛みが出る前、日頃の事前対策が大切である
ということです。
偏頭痛の苦しみは、なった人にしかわからない。。
そんなツラい偏頭痛に悩んでいるあなたに、本日は
- どうして痛みが出る前の対策が必要なのか
- 日頃の対策で実際に効果のあった3つの対策
- それでも痛みが出てしまったときの有効な応急処置
についてお話していきます。
【ポイントは事前対策】偏頭痛になってからでは遅い
人によって頻度も痛みのレベルも異なる偏頭痛は、一概に「こうしたら治る」という診断がされづらかったりします。
私自身、あまりに頻繁に発生する偏頭痛に「もしかしたら何か大きな病気が潜んでいるのでは…」と不安になり、脳神経外科で検査をしてもらったことがあります。
MRIを受け、脳の血管の隅々までチェックしてもらいました。
結果はただの偏頭痛。
血管が詰まったり、腫瘍があるわけでもない。
偏頭痛を予防する薬と痛みが出たら飲む鎮痛剤を処方され、あとは「ストレスを溜めないように」との助言を受けて病院をあとにしました。
(「ただの偏頭痛」で苦しんでいるのだが。。)
病院で検査をしても、迅速な処置が必要な病気ではないと診断されれば
- 痛くなることを予防するためにこの薬を飲んでね
- 痛くなったらこの薬を飲んでね
という対応止まりなのかもしれません。
予防のための薬を飲み、痛みが出たら鎮痛剤を飲み、それらを続けたけれど、服用する薬の量が増えてお金が飛んでいっただけでした。
いっときは痛みが消えるけど、痛みはまたやってくる
痛いのがツラくて悩んでいて、痛みが出ないように薬を飲んで、痛みが出たら早く痛みを取りたくて薬を飲む。それでも痛みはやってくる。。
何のための薬なんだろう。。
悩んだあげく、
「薬に頼っていてはダメだ」「日頃から偏頭痛が起こらない対策を取らねば」
と思い立ち、そこから試行錯誤をはじめました。
鎮痛剤は、飲み続けると効きづらくなってきたり胃が荒れてしまったりするため、できれば飲まずに済むのが良さそうです。(もちろん、あまりの痛みであれば服用することも選択肢のひとつです)
痛みが出てしまったら【ツラさのせいで何もできない】
偏頭痛というのは、発生してしまったら痛みに耐えるしかなくなります。
つまり、痛みが出てしまったら遅いということです。
痛みが出たあとだと
- 薬を飲んでもすぐには効かない
- 痛くて眠ろうにも眠れない
- 痛くて気晴らしに運動しようにも体が動かせない
といった八方塞がりの状態になってしまいます。
やはり常日頃から「なるべく偏頭痛を起こさない体づくり」が大切なようです。
【効果あり】日頃から実践すべき偏頭痛対策3選
「偏頭痛が起きてからじゃ遅い。。」
そう悟った筆者も、ここで紹介する対策を行うようになってからは少しずつ偏頭痛の頻度が減ってきています。
どれもお金をかけずに実施できるものばかりなので、あなたが痛みに苦しんでいてなるべく薬に頼りたくないという場合は、ぜひとも試していただきたいです。
ポイントは、
一回実施するだけではあまり効果がない。日頃から対策を続けることが大切!
ということ。
①ストレッチなどの軽い運動をする
偏頭痛の原因として、首や肩まわりの血流の悪さが考えられます。
特に座り仕事やPC作業をメインにしている人の場合、首や肩はガチガチ。
筋肉が凝り固まるとその部分の血流が悪くなり、頭痛につながると言われています。
そこで、片頭痛対策のひとつとなるのが運動です。
ガチガチになった部分の血流を良くしてあげることが偏頭痛対策につながります。
日々の仕事の合間や帰宅後、寝る前などに軽い運動をすることで、片頭痛が起こりにくくなるのです。
私が実際にやってみて効果のあったものは次のとおりです。
- ウォーキング(歩くだけでも全身の血流が良くなります)
- 肩まわりや首まわりのストレッチ(参考:MEDIAID「首ストレッチ」)
- 寝る前にベッドのうえで全身ストレッチ(参考:サワイ健康推進課「寝る前ストレッチ」)
特別なことをやるわけではなく、毎日少しずつ体をゆるめてあげるだけでも効果はバツグンです!
②ジャンクフードを控える
偏頭痛が頻繁に起きていた頃、頭痛日記なるものをつけていました。
頭痛日記(頭痛ダイアリー)とは:
頭痛ダイアリーとは、ご自身の頭痛症状を先生に伝えるアシストをするツールです。
患者さんと先生の間で、より的確な治療が継続できるように、埼玉精神神経センター 埼玉国際頭痛センター長 坂井文彦先生が頭痛ダイアリーを考案しました。出典:頭痛オンライン
頭痛が起きたタイミング、どんな痛みだったか、その日はどんなものを食べ、前日はどのくらい寝たかなどを記載します。
それを見返すと、頭痛が発生していた時期にはファーストフードやらスナックやらを多く摂取していたことが見受けられました。
頭痛日記がきっかけとなって、これまで頻繁に食べていたハンバーガーやフライドポテト、チップスなどのジャンクフードを控えるようにしてみたところ、少しずつですが頭痛の発生頻度が少なくなってきたのです。
これもまた頭痛日記をつけていたおかげで、「最近は頭痛が起きてないな」ということがわかりました。
特にオーガニック食品を好んで食べていた、というわけではありません。
ただ単純にジャンクフードを避けただけですが、思った以上に効果があったと思います。
あとから調べてみたところ、ジャンクフードの何が原因かは解明されていないことも多いようですが、
- ジャンクフードを食べるとその分栄養がかたよる
- ジャンクフードの代わりに食べるはずだった食品を食べられず、ビタミンやミネラルなどの栄養素が摂取できない
- ジャンクフードを食べるかわりに栄養のある食物を摂取する
といったことが、頭痛の軽減につながったように思います。
ジャンクフードを控えることで頭痛軽減にも効果があり、健康にもつながるので試してみて損はないはずです。
③体を温める
夏でも夜になると手足が冷たくなる。
冬なんかは頭の先からつま先まで氷のような冷たさになる冷え性だった筆者。
お風呂もシャワーで済ませることが多く、平均体温は35度台という冷えた体の持ち主だったのですが、あるとき体調を崩して以降、体を温めるようになりました。
- なるべく素足はやめて靴下を履く
- 腹巻きを着用する
- 冷たい飲み物は控える
- お風呂では湯船に浸かる
- 冬などの寒いときは日中に手浴足浴(手や足だけをお湯に入れて温める)をする
体のどこかを温める、といった感覚だったので、特に意識して肩や首周りを温めていたわけではないにもかかわらず、気がついた頃にはほとんど頭痛が起こらなくなっていました。
これは、体を温めたことによって全身の血の巡りが良くなったことによる効果だと思われます。
寒さで体が固まっていると、血流も悪くなり、頭痛につながる。
体を温めるのがいいことだとは聞いていましたが、頭痛が軽減されるとは思っていませんでした。
偏頭痛のタイプによっては、頭痛が起きているときに体を温めると痛みが強くなる場合もあります。頭痛発生時は自身の頭痛タイプに合わせて対処する必要があります。あくまでも、日頃頭痛が発生していないときから体を温めることが予防にもつながるというお話です。
体を温めるには、こんなアイテムもおすすめです。
首まわりを温めることによって、首こりの改善に効果あり=頭痛の抑制につながります。
【偏頭痛発生】痛みが出てしまった場合の応急処置
日頃から対策をしていたとしても、突然ズキズキとした痛みがおそってくることもあります。
偏頭痛というのはなかなか完治するのが難しい。。
そんなときは、とにかく早めに対処することをおすすめします。
ある程度偏頭痛に悩んでいる人は、「あ、そろそろ偏頭痛がくるかも」という感覚がわかると思います。
そのタイミングで手を打てば、痛みがきたとしても「耐えうる」レベルでやり過ごすこともできます。
私自身、頭痛がきたかも…というタイミングで実施している処置方法は2つです。
その1:目を休める
目の奥がズーンとしてきた場合は、とにかく目を休めます。
目を閉じて数分横になったり、遠くの空や緑を見るようにします。
仕事をしているときに痛みの予兆がきたら、すぐにスマートフォンやPCから目を離してあげるのがいいですね。
スッと数十秒間目を閉じるだけでも楽になります。
また、目の周りを温めるのも効果的。
メイクをしているとアイメイクの崩れが気になりますが、背に腹は変えられません。
痛みに苦しむよりも、痛みを遠ざける処置をするのが優先です。
職場であれば、すぐに使えるタイプのホットアイマスクを常備しておくこと。
家であれば、繰り返し使えるタイプを使用しています。
これらを使って目を休めるだけで、その後の痛みレベルがまったく違います。
その2:首まわりの血行を良くする
痛みがきそう、痛くなりはじめた、というタイミングであれば、首の後ろあたりをもみほぐしましょう。
指で首の筋肉を掴むようにマッサージしたり、指の腹を使って気持ちいくらいの力で押したりします。
私の場合、家にいるときは、肩こりに効くクリームなどを使って首まわりの筋肉をほぐしています。
出先や電車など、周りに人がいてニオイが気になる場合は、こちらを利用。
こめかみや耳の後ろなどにスッと塗って、指でゆっくりほぐします。
痛みMAXのときには間に合わない可能性が高いですが、痛みの出始めであれば効果が期待できます。
キシリトールやミントなどのハーブの香りは、吐き気を抑えるのにも役立ちます。
まとめ:ツライ偏頭痛は事前対策と応急処置で乗り切る
偏頭痛は本当にツライ。。
この痛みは経験した人にしかわからなかったりしますよね。
できれば二度と頭痛なんて起きてほしくないですが、頭痛持ちの人からするとそれはなかなか難しい。
そのため、少しでも頭痛が起きる頻度を減らすために、日頃から対策をしておくことが重要です。
そして、痛みがきてしまった場合も自分に合った処置方法を知っておくことで、少ない負担で済ませることができます。
痛みが起きていない元気なときにこそ、自分の体をケアしてあげることが大切です。
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