誰かとお付き合いをしたり家族になったりしたとき。
私たち人間は誰でも、多かれ少なかれ衝突を経験することになります。
それは「ケンカ」として、ふたりの意見をぶつけ合うことかもしれないし、一方的に「わかってほしい」と要望を訴えることかもしれません。
そんな衝突の場面において、あなたのパートナーから耳を疑うような言葉を聞いてしまったら。
その先、あなたは今のパートナーとともに人生を歩んでいけそうでしょうか?
今回は
ケンカをして「土下座をしろ」と言われたら?パートナーとの今後を考えるべきたったひとつのこと
についてご紹介します。
ケンカというのは、お互いがカッとなって感情的に発言してしまうことも多い場面です。
しかし、ケンカで発せられた言葉といえど、それがパートナーの本質を見せてくれる重要なキーワードだったりするのです。
今のパートナーから発せられた言葉に悩んでいる場合、ぜひこの記事を読んで参考にしてみてください。
特集5回目はこちら。
ここから詳しく解説していきます。
結論:「土下座しろ」はNGワード【一発OUT】
先にもお話したように、ケンカのときはお互いに感情的になっている部分があります。
何を話しても無視をされたり、勢い余って「別れる!」なんて言ったりするのはよくある話。
この程度であれば、一般的なケンカの範囲といえるでしょう。
しかし、あなたとパートナーの間でこんなシチュエーションはありませんか?
恐らく、最初はあなたが何かしら嫌な思いをして気持ちを伝えたり意を唱えたりしたはずです。
その後、
- あなたがパートナーに対して発した言葉
- あなたがパートナーに対して取った行動
それらのうち何かがトリガーとなって、パートナーが怒り狂ったシチュエーション。
あなたがどんな言葉を発しようが、どんな行動を取ろうが、ここで重要なのは
パートナーから「土下座しろ」という言葉が発せられた瞬間にアウト
ということです。
ケンカの背景や頻度などは関係ありません。
どんなシチュエーションでも、相手から「土下座しろ」と言われた時点で一発アウトなのです。
なぜ「土下座しろ」という言葉がNGワードなのか、その理由を3つのポイントに分けてお話していきます。
ポイント1:パートナーや夫婦のケンカで10:0は無い
「ケンカ両成敗」
これはそのとおりだなぁとしみじみ思います。
ケンカが勃発するときというのは、双方に言い分があります。
- 私はこんな気持ちで考えてるのに、どうしてわかってくれないの
- 俺はこうしたいのに、なんで理解してくれないんだ
お互い許容できないことが発生したとき、それを解消しようと言い合いになり、その後ヒートアップしてケンカになることが多いはず。
「絶対に相手が100%悪い」
という場面もあるかもしれませんが、吹っかけられたケンカを交わせずのってしまったあなたにも数%の原因はあるのです。
争いは、同じレベルの者同士でしか発生しない
またケンカをしたとしても、その後「私も悪かったな」「言い合えてスッキリしたな」と双方が思えば「雨降って地固まる」となることもあるでしょう。
ただ、「土下座をしろ」と言ってくる相手の感情は
100%以上、自分は悪くない。お前が悪いから誠心誠意謝罪しろ。
ということ。
ケンカに10:0(じゅうぜろ)はないのです。
ポイント2:主従関係をつくろうとしている
ケンカをしても、話し合ったり時間が経てばまたいつもどおり。
一般的なケンカはそんな感じで収まっていくことが多いでしょう。
しかし、土下座という言葉を発するパートナーは、ケンカの後
いつもどおりに戻る気はサラサラありません。
土下座というのは本来、極度に尊崇高貴な相手に対して行う礼式のひとつといわれています。
あなたのパートナーは、あなたにとって「尊崇高貴な相手」ですか?
間違っても土下座なんてしてほしくないところですが、もし相手の激昂ぶりが怖くなって土下座をしてしまったとしたら。
その後、パートナーが主であり、あなたが下僕のような関係性になることは明白です。
相手が暴力的な場合、自分の身に危険を感じる場合は、状況に応じてその場限りの土下座をしてでも命を守ることを優先してください。
ポイント3:土下座を強要する時点でケンカではない
彼氏彼女、夫婦、パートナーとの関係でケンカはつきもの。
ケンカ自体は悪いことではありません。
ただ、相手が土下座を強要した時点で、それはケンカではなく脅し・恫喝です。
恫喝:〘名〙 (「恫」「喝」はともにおどす意) 他人をおどして恐怖心をいだかせること。おどしておびやかすこと。
出典:コトバンク
平等な関係性であるパートナーに恐怖心をいだかせる必要はないはずです。
そこには、
- あなたを脅して優位に立ちたい
- 恐怖心をいだかせてあなたをコントロールしたい
といった心理が見えてきます。
逆の立場で考えてみてください。
どんなに嫌なことをされても「相手に土下座をしてほしい」と強要することはないんじゃないでしょうか?
たとえ土下座をされたとしても、された嫌な事実は無くなりません。
それを自分の中でどう捉えて消化していくかは、自分自身の問題です。
つまり、土下座を強要する相手というのは
お前が嫌なことをした。お前が土下座をして俺の気持ちを落ち着かせろ。だってお前が悪いから。
と考えている証拠。
土下座をしたから「はい、仲直り」とはいきませんよね。
まとめ:「土下座しろ」という相手のどこが好き?
誰かとともに人生を歩むとき、私たちは一緒にいて心地いい相手、好きだなと思える相手を選んでいるはずです。
きっと、出会ったときから「土下座しろ」なんて言う相手を選んだわけではなかったですよね。
「出会った頃はそんな人じゃなかった」
「今は大変な時期だから仕方ない」
「本心ではそんなこと思ってないはず」
本当にそうでしょうか?
言葉というのは、心にないこと、頭に思い浮かんでいないことは口から出てきません。
「相手に土下座をさせる」という概念がない人は、どんなに大きなケンカをしたところで「土下座」なんてワードは使わないのです。
ここでもう一度しっかり考えてみてはどうでしょうか。
あなたに対して土下座を強要するパートナー。
今、あなたはそんな相手のどこが好きなのでしょう??
人気ブログランキングに参加中です。いつも応援クリックありがとうございます。