世の中が一変してからどのくらい時間が経ったでしょうか。
自粛生活で外に出ることすらままならない日々。
もちろん今でも、多くの人が辛く厳しい時期を過ごしていると思います。
モラハラ・DVパートナーを持つ人にとっての現在は、旅行や外出が当たり前にできていた頃よりもっともっと苦しい状況になっているかもしれません。
ただでさえ制限のある日常の中で、さらにパートナーからも行動制限をされている方にとっては、こんなにキツいことはないでしょう。
でも、彼らはなぜ相手の行動を制限したがるのでしょうか。
そして、行動制限をする相手には、どのように対応すればいいのでしょうか。
今回は、そんな行動規制型のモラハラパートナーを持つ方へ向けて、彼らの心理とその対処法についてお話したいと思います。
パートナーの行動を制限する彼・夫の心理
制限といっても、DVの中にはさまざまなパターンがあります。
生活資金を渡さないなど経済的な制限をかけてくるパターン
身につけるものは自分好みのものしか許さないなど、容姿に対して制限を設けるパターン。
そして、外出させない、実家に帰らせないなど行動を制限するパターンです。
中でも行動制限をする人たちは、あなたを常に自分の監視下に置いておこうとします。
あなたが友達とランチへ行くことになった場合、その理由を事細かに聞き出し、しまいには「男と会うんだろ?」なんて言い出したりすることもあります。
共通の友達に会うと言ったとしても、あなたの言葉を信じないなんてことはザラです。
浮気や不倫を疑うだけではありません。
身も心もズタズタにされている状態で、安心できる唯一の場所が実家だったりもするでしょう。
しかし、時間をつくって単独で実家へ帰ろうとするも、それを阻止される可能性が高いのです。
なぜならあなたが実家に行った場合、自分が不利になるであろう絶対的な味方ができてしまうから。
自分の居ないところで実家に帰ろうものなら、何を言われるかわかりません。特にモラハラパートナーの場合、相手の親に良い顔をしていることも多いです。
そのため、彼らは自分の印象が悪くなることは絶対に避けたいのです。
外面を気にするタイプのモラ夫、モラ彼というのは、相手の親すらもあざむく話術を持っていたりします。
エスカレートすると、GPSや盗聴器を仕掛けるなんて人も。。
行動制限をする人というのは、他の人が思う以上に厄介で危ないタイプだと思います。
経験談:行動制限はないが容姿に対する制限あり
ここで少し経験談をお話しましょう。
私の場合、強い行動制限はありませんでした。むしろ口を開けば「実家に帰れ」と言われているような状況。
「実家に帰れ」と怒鳴りちらし、実際にこちらが帰ったとしても、その後何食わぬ顔で実家に顔を出すこともできていたようなタイプです。
行動制限がなかったため、友達と会って話を聞いてもらったり、実家に帰って安心して眠れたりできたのは不幸中の幸い。
行動制限をしないタイプでも、冒頭お話したように他のことに対する制限をかけてくる人はいます。
たとえば容姿に対する制限です。
- 自分好みの服装ではない場合→「なんだその服」「変えろよ」
- 自分好みのメイクではない場合→「今日の化粧濃すぎだろ」「なんとかならないの?それ」
お気に入りの芸能人がテレビに出れば「お前ももっと鼻が高かったらな〜」、大好きなモデルの写真集を見ては「お前の体型がこんなんだったらよかったのに」と比較批評するような感じです。
どれもモラハラタイプが行う言動ですね。
こういった内容も、日記に書いておくと後から使える場合があります。
こちらも参考にしてみてください。
行動制限するモラハラパートナー対処法
暴力があるなど身の危険を感じるレベルであれば、逃げ出すことに全力投球すべしでしょう。DVパートナーの隙を見て逃げ出すことは難しいと思いますが、命を守ることが先決です。
モラハラ・DVパートナーが家を空けている時を見計らって逃げましょう。貴重品は忘れずに。
「これで家に帰れなくなるかもしれない」と思いながら準備をすることで、最低限必要な物だけでも持っていけるようにしたいところです。
自分の許しも無しに外出したことで逆上して、当分家に帰れないなんて可能性もあります。(普通は許しなんて無しに外出していいんですよ!)
もし、今すぐに物理的危害は無さそうで、ただただ友達に会いたい、家族に会いたいという場合。
もちろん、ただ「友達と遊びに行く」「実家でご飯を食べる」なんて言ったとしても、モラハラ・DVパートナーが快く送り出してくれることはないでしょう。
あの手この手で闘っても、言いくるめられたり相手に強く言うことができず悩んでいる人も多いと思います。
その場合は、できれば友達や家族に迎えに来てもらうことをおすすめします。中でも、「強そう」な人に来てもらえるなら尚良しです!
外面がいいモラハラ・DVパートナーは、第三者に対してはいい顔をします。そして、弱い者に強く、強い者に弱いタイプが多いです。
ここは、モラハラ・DVパートナーが苦手だと思われる属性の第三者に助けてもらえるのが有効。
もちろん相談する相手は慎重に選ぶべしです。
周りに助けを呼べるような友達や家族がいない場合、市や県が実施している相談窓口へ連絡するのもひとつの方法です。
無料で相談を受けられる場所もあるので、利用を検討してみてください。(詳細は各県のホームページなどで調べてみてくださいね。)
ひとりで頑張ったけど、もうどうにもならない。。
そんなときは、誰かに助けを求めても大丈夫です。
まずは、あなたの心が壊れないようにすることが優先なのです。
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