今は簡単に他人の生活が垣間見れてしまう世の中。
「あの人は同い年なのにあんなに成功している」
「あの友達はいつもおしゃれで素敵な生活をしている」
「それに比べて自分は・・・」
他人の人生を覗いてみては、いつも自分と比べてしまう。そんな人がたくさんいます。
もしあなたが誰かと自分を比べてしまって苦しい、嫉妬心や劣等感でいっぱいだ、と悩んでいる場合、ぜひここからちょっとだけお付き合いください。
どうしたら人と比べないか、人生が楽になる考え方をお伝えします。
結論:幸か不幸かは自分で決める
「え、そんなこと?」
「わかっているけど、それができないから悩んでいる」
と思われるかもしれませんが、結局はこれが結論だと思います。
哲学者のアリストテレスも「幸せかどうかは自分次第」という言葉を残していますが、まさしくそのとおり。
幸せというものは、人類共通で何か指標があるわけではありません。
- たくさんお金を持っているから幸せ
- 名誉ある仕事に従事しているから幸せ
- 彼氏彼女がいるから幸せ
- 結婚して子供がいるから幸せ
- 新しい車や家があるから幸せ
- 誰もが羨むような生活をしているから幸せ
そんな決まりごとはどこにもないのです。
他人から見れば満たされているように思える人でも、大なり小なりの不平不満・悩みごとは誰しもが持っています。
- お金を持っていても天涯孤独で寂しい
- 名誉ある仕事をしていても家族不仲で家に帰りたくない
- パートナーはいるけどケンカばかり
- 結婚したけど相手はモラハラ/DVタイプだった
- 結婚して子供もできたけど離婚したい
あなたから見て幸せそうに見える憧れの人も、もしかしたら今「人生のどん底にいる」と思っているかもしれないのです。
では、何が幸せを定め、何をもって幸せが決まるのでしょうか?
それは、自分自身でしかありません。
どれだけ幸せそうに見える暮らしをしていても、本人が不幸と思えば不幸。側から見たらどんなに厳しく大変な環境でも、本人が幸せと思えば幸せだということ。
つまり、他人と比べて自分の幸せを測ることはできないのです。
このシンプルで簡単な方法を、私たち人間がいとも簡単に忘れてしまうのはなぜでしょうか?
それが、冒頭お話したように、今では簡単に人と比べられる世の中になっていることが影響しているのだと思います。
ここからは、どうしたら人と比べることなく自分自身で幸せを感じられるか、そのコツをいくつかお伝えしていきます。
コツ1:自分にあるものを数えてみる
「あなたが今持っているものを数えてみてください。」
多くの人は、こう問われたとき次のように答えます。
- 家
- 車
- お金
- パソコン
- スマートフォン etc…
でも、本当はそれだけではないはずです。
親や友達、大切な家族、立って歩くことができる足、スマートフォンを操作することができる指、今こうして文字を読むことができている眼。
もしかしたらそれは、他の人が願っても二度と手に入らないものかもしれません。
多くの人は数えればたくさんのものを持っているはずなのに、どうして無いものばかりねだってしまうのでしょうか。
それこそが、人と比べることから始まる不幸なのです。
足るを知る
今自分にあるものだけで満足すること、身分相応に満たすことを知る。
どんなときでも常にこの言葉を思い返すことで、自分の幸せを再確認することができます。
コツ2:SNSとの付き合い方を変えてみる
今となっては生活の一部になっている人も多いSNS。
しかし、人と比べてしまってツライという方にとっては、一度付き合い方を見直すべきツールかもしれません。
元々は自分の好きなものを見たり聞いたりすることで楽しむためのツールでしたが、だんだんと「評価」を気にするものに変化している傾向があります。
難しいところですが、インスタやTwitter、YoutubeやFacebookなどは、自分を表現する場であると同時に人から評価される場として利用されることも事実です。
でも、もしそこで劣等感や嫉妬心に苦しめられるくらいなら、各種SNSとあなたとの距離感を変えてみるいい機会ではないでしょうか。
たとえば…
- 少しでもマイナスな感情を起こすアカウントはフォローをやめる
- 人ではなく自分の好きな景色や物のアカウントだけをフォローする
- 通知機能をオフにする
- SNSを見ない日をつくってみる
など、試行錯誤しながら自分にとって心地よい環境をつくりだすことが大切です。
中には「SNSを見ないなんてありえない!」という少々依存気味の人もいるかと思います。
依存から抜け出すのは大変なことですが、トライしてみるだけでも価値はあると思いますよ。
コツ3:今日が人生最後の日だとしたら
もし、今日があなたの人生最後の日だとしたらどうしますか?
一日中SNSを見て「あの人の人生は素敵だな」「自分の人生なんて何にもいいことなかったな」と比較しているでしょうか?
多くの人が、残り少ない時間をどう過ごすか必死に考えるはずです。
そして、思い返すのは他人の生活や暮らしではなく、あなたが生きてきた人生でしょう。
人は時間が無限にあると思いがちです。
だからこそ他人の人生に時間を使い、さらには自分の気持ちまでネガティブにしてしまうのです。(もったいない!)
限りある時間、あなたの人生はあなたが主人公です。
今日が人生最後の日だとして、あなたは悔いのないように生きれていますか?
と、こんなふうに考えてみれば、いかに他人と比べることが不毛か実感できると思います。
まとめ:人生楽しんだもん勝ち
他人と比べることからはじまる不幸は、何もいいことがありません。
もちろん毎日楽しいことばかりじゃないですが、せっかくの人生、自分が楽しく幸せだと思えるように生きていきたいですね。
人間の脳は、自分が幸せと思えば幸せなようにつくられているみたいです。
それでもどうしても比べることがやめられない!
そんな人は他人との比較ではなく、過去の自分と今の自分とを比べてみてください。
他人と比べるよりもずっと健康的ですよ。
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